ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

マクベス

2005年11月24日 | Weblog
前の記事で11月19日の夕方の劇場券売所で販売中の券の状況の画面を御案内しましたがこれは実は20日のマヤ・プリスツカヤの誕生日特別講演の券を買えないかと思って券売所に行った時に撮った写真です。画面でご覧になってお判りの通り20日はマクベスしか表示がありません。同じ7時開催でクレムリンの劇場でドンキホーテのガラという名前でプリセツカヤの誕生日祝いでボリショイだけでなくマリンスキー劇場のみならずフランス、イタリヤ、カナダなど各地のプリマが競演するというバレー通には堪らない舞台をやっていたのです。ところがこのことはロシア語が良く判らない当方には自動翻訳ソフトのことが気がつく前にはボリショイのロシア語HPが解読出来ずドンキホーテはつい最近見たばかりでチケットを買い損ねていました。
と言う訳で以前HPで購入済みだったマクベスを20日に見に行きました。プリセツカヤを見に行ったのはバレー好きの人でオペラ好きはマクベスに来たということだったのかも知れませんが心配したほど席は空いていませんでした。客層が若干違うのでしょう。Internetで購入した最前列中央の席で見ることが出来ましたが中央でも500RUB(2000円ほど)。劇場はほぼ満席の盛況でした。イタリア語の舞台でロシア語字幕でしたが前回と違いこの舞台は通常通り舞台中央上にロシア語の字幕でした。ロシア語が大して判らない当方には余り関係ありませんがロシア語の字幕を読まれる方には最前列は首が痛くなりますので一寸後ろが良いかも知れません。舞台の方は主人公マクベス役がBassのSergey Murzaez(写真中央右), 気が強いが最後は自殺するマクベス夫人をソプラノのYelena Zelenskaya(左)という配役でした。2002年のイタリアでの演出を元に2003年にボリショイが手直しした新しい演出での27回目の公演でしたが最近の演出だけあってVerdiの曲はそのままですが舞台はかなり斬新でした。幕が開くと舞台の全面が黒幕でその真ん中の空いた空間にたくさんの女性が顔だけを出していてそのうち彼女達は魔法使いであることが判るといった構成です。

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