ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

真夏の夜の夢-岩田さん

2005年11月28日 | Weblog

今年 残り5回の岩田さん出演の舞台の一つである今日(11月27日)の真夏の夜の夢を見てきました。このバレーは昨年ボリショイで見ていて2回目なので1回目ほどの驚きはありませんでしたがその分じっくり楽しむことが出来ました。驚きというのはノイマイヤー氏が1977年に振付けた版で昨年ボリショイ初演の振り付けで第一幕がSF的バレーだったからです。夢の中の情景を音楽はオケでなくハウリングのような音で時にスローモションの様な動きで衣装も頭に水泳帽のようなものをかぶって全身タイツといったいでたちでの踊りが印象的です。

岩田さんは今日はPhilostrat及びPuckという役で第一幕は初めから出ずっぱりという大変重要な役回り。PhilostratはMaster of the Revels at Theseus' courtということで舞台で見ている限り結婚するアテネの大公Theseusの執事といった役回りですがPuckというのは悪戯っ子の妖精で眠っている人の目に知るを垂らすと目覚めて最初に見た相手に夢中になるという魔法の花を乱用して恋人たちを大混乱に陥れるという役柄です。夢の中の情景の最初のところからゆっくりした動きで柔軟に動いたり舞台を転げまわったり時には得意のスピンを見せたりそして舞台の最後には又魔法の花を舞台中央に投げてそこから一寸夢の世界が現れたりと非常に重要な役で何度もスポットライトを浴びていました。

写真中央一寸後ろが岩田さんでPhilostratの役の衣装でこの役の時は髪をALL BACKにして始めて素顔(勿論舞台化粧はされているのでしょうが今までは道化や中国人形の役で素顔はお目にかかっていなかった)での舞台を拝見しました。

左端は(シェークスピアの原作ではアマゾンの)女王 Hippolyta兼夢の中では妖精の女王Titaniaを演じたMaria Allashでこの衣装はTitaniaの姿です。

岩田さんの右前はその相手役でアテネの大公Theseus兼夢の中の妖精の王Oberon役のDmitriy Belogolovstsev

指揮者のIgor Dronov

右端はハーミア役のアンナ レベツカヤです。

 


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