ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

シンデレラ-第3幕-

2006年02月06日 | Weblog

時計がたくさん書かれた幕の前でカラスが踊る。そこにシンデレラを失って打ちひしがれた王子が友人に連れられててカラスが作った椅子に座る。靴を見た友人達は世界中を探し回ることを思いつき早速王子と共に旅支度。尻尾が可愛い馬に扮したバレリーナが登場(動画最初に出てくる皮の帽子から耳が伸びていて尻尾をつけたバレリーナ5名)し王子達と踊る。

映画スターBlue Angel(アンナ・アントロポバ 動画でカラスの次に挨拶する黒いスティックを持った女性)が登場。幕が途中まで上がり16人の女性が美しい足だけを見せて踊る。Blue Angelに靴を履かせようとするが合わない。

次にグランドピアノの上に立った姿でOpera Diva(ダリヤ・ボロノフコ 動画でBlue Angelの次に挨拶)が登場しピアノから体が前のめりに飛び出しながら歌うという演技をする(体をロープでひっぱっている)。靴は履かずに投げ捨てる。

その後は中国、スペイン、スイスなど世界中の女性が出てきて靴を履かせるが合わず。

場面が変わり継母、まま姉妹が登場しシンデレラをいじめるが今度はシンデレラはほうきを持って対抗。 

ここで世界中探し回ってシンデレラが見付からない王子が憔悴して登場。継母、姉妹が靴を履こうとするが巨大な足で合わず。ここでシンデレラに気づいた王子にシンデレラは暫くためらうが2幕で王子が演じた後ろからの目隠しを今度はシンデレラが演じてシンデレラであることを明かす。

巨大な惑星の前で青い照明で王子とシンデレラの踊り。シンデレラが王子の足の甲にキスした後 2人は倒れこんで転げ回り抱擁。その後何と舞台の中央でオケボックスのところに足を投げ出して2人で座る。

カラスの踊り、王子の踊り、最後に2人で踊り舞台に現れた4個の巨大な時計の影に隠れて王子とシンデレラは消える。最後は作家が登場し惑星の中に入って幕。

写真は惑星の前で踊るリハーサル中のザハロバの写真です。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拝見しました (Хирооки)
2006-02-07 21:49:41
知人に紹介されてのぞきにやってきました。

サイト全体の雰囲気もゴージャス感があってすごいですが、各演目内容に対する解説もすごく細かくて分りやすいですね。記事を読み進んでいくと大体のストーリーや情景が目に浮かんできます。



バレエはそれほど興味が無かったのですが、このブログをこれからはちょくちょくのぞかせてもらって勉強したいと思います。



お仕事が忙しい中でのUPは大変でしょうけどこれからも楽しみにしていますので頑張って下さい!!
返信する
コメントありがとうございます (筆者)
2006-02-08 07:08:51
Хироокиさん

お褒め頂き恐縮です。是非今後もご覧ください。又機会あれば是非ボリショイへも是非どうぞ。
返信する
不思議な演出ですね (PUMPKIN)
2006-02-15 20:38:48
従来のシンデレラストーリーとは、随分違う斬新な演出ですね。第一幕や、第3幕の解説など拝見すると、まるでピーターパンやオズの魔法使いのような、不思議な世界ですね。バックの大きな惑星は月でしょうか。月の夜に子供たちがネバーランドに旅立った情景を思い浮かべました。
返信する
そうですね (筆者)
2006-02-16 07:38:30
はい。今までのシンデレラとは可也違う演出なので一寸細かくお伝えしました。当地の新聞記事を見ても公演前は斬新過ぎてどうかという評論がありましたが公演後は好意的評論で可也みんな楽しめたという評価です。今回見たのは3組の内の3組目だったので是非残りの2組を見たいところですが今Seasonは当面シンデレラの予定が入っていません。心待ちにしているところです。因みにボリショイの日本公演はGOLDEN WEEKなので一時帰国し5月5日のバヤデールのサハロバのマチネに家族で行こうと予約しました。
返信する

コメントを投稿