コロナワクチン接種により接種者の体内で産生されるスパイクタンパクは、それ自体に病原性があり、接種後に起こる血栓症や不正出血、心筋炎等との関連性が知られています。
スパイクタンパクは接種者だけの問題ではありません。接種者の呼気、汗、体液等からスパイク蛋白を含んだエクソソームが排出されており、接種者の呼気を吸い込んだり肌に直に触れたりすることで、肺や皮膚を介して非接種者の体内にエクソソームが取り込まれ、接種者と同じ副反応が生じる可能性があることが分かってきています。
2021年当時、私はシェディングを信じてはいませんでした。でも、コロナワクチンを射たなくても、ワクチン接種済の人が近くにいたり、接触したりすると、それだけでスパイク蛋白の影響を受けてしまう可能性があることが分子生物学者の荒川央先生などが指摘していました。
ワクチン接種者のスパイクタンパクはエクソソーム上で4ヶ月以上血中を循環する: The Journal of Immunologyに掲載された論文から
2021年10月24日 00:15
・コロナワクチンは接種後に細胞内でスパイクタンパク生産を開始し、量はいきなり最大量に達します。ここで興味深い事としては、細胞内で量産されたスパイクタンパクがエクソソームに集積するまでにはタイムラグがあるという事です。初回接種後0日、7日ではエクソソームにスパイクタンパクはほとんど検出されないのに対し、14日でははっきりと検出されます。つまりスパイクタンパクを持つ血中のエクソソームは、ワクチン接種後2週間まで時間の経過とともに徐々に増えているという事です。
・ワクチン接種者の血中を4ヶ月以上の長期間にわたってスパイクタンパクを持つエクソソームが循環しているという事が判明
・エクソソームを受け取った細胞は表面にスパイクタンパクを発現する可能性がありますが、そうした細胞はスパイクタンパクに対する抗体の攻撃対象となり、特殊な自己免疫疾患の発症へとつながります (抗体依存性自己攻撃 (ADAA、antibody-dependent auto-atack) )。全身の血管を循環するエクソソームは至る場所での血栓の原因ともなり得るでしょう。
・mRNAワクチンを含んだエクソソームが細胞に融合すると、その細胞でもスパイクタンパクの生産を開始し、またさらにスパイクタンパクを持つエクソソームを量産しかねません。
・例えば汗や母乳は血液から作られるものであり、血液から赤血球などを取り除いた血漿を原料としています。この論文が示すようにエクソソームが血中を循環するならば、汗や母乳などに含まれて漏れ出す可能性も否定できません。著者はコロナワクチンのいわゆる「シェディング」については触れていないのですが、エクソソームはシェディングに関わる機構の一つではないかと考察されます。