オミクロン株対応の二価ワクチン接種で血の泡を吹いて亡くなった方もいますが、予想通り、既存のワクチンより副反応の発生率が高くなっています。
オミクロン株対応の二価ワクチン、既存のワクチンより副反応の発生率が高いことがわかりました。就業不能などの有害反応の発生率が高いこともわかっています。
medRxiv(メドアーカイブ)の論文で査読前原稿ですが、
Bivalent BNT162b2mRNA original/Omicron BA.4-5 booster vaccination: adverse reactions and inability to work compared to the monovalent COVID-19 booster
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2022.11.07.22281982v1.full
ファイザー社製BNT162b2 mRNA二価ワクチンは既存の一価ワクチンに比べ、有害反応の発生率が高いことが分かった。
ドイツとイギリスの研究者が、医療従事者(HCW)における2回目のブースター接種(4回目)後の副作用、,必要時(PRN)投与薬の摂取率、勤務可能性を調査した。
『二次接種の副反応率は、一価ワクチン接種者51.4%(95%CI 35.9-66.6%、19/37人)に対して二価ワクチン接種者84.6%(95%CI 70.3-92.8%、33/39人)で有意に高かった(P=0.0028)。二価ワクチン接種者はさらに、すべてのサブカテゴリーで副反応の発生率が高いと報告した(図1A)。また、二価ワクチン接種群では、PRN薬の摂取頻度が高く(図1B)、作業能力制限の割合が数値的に高かった(図1C)
BNT162b2mRNAオリジナル/オミクロンBA.4-5の2価ワクチンによるCOVID-19ブースター2回目接種者では,1価ワクチン接種者に比べて副反応が多く報告されました。また、二価ワクチン接種後に就労不能やPRN薬の摂取が増加する傾向がみられた。本研究の限界は、レトロスペクティブな質問票による評価、無作為化および盲検化の欠如、ならびに両群間で両ブースターワクチン接種の間隔に差があることである。本研究は、一価のBNT162b2mRNAと対応する二価ワクチンとの直接比較に焦点を当てたものです。また,二価ワクチンと一価ワクチンの中和抗体価の比較について,結論の出ない結果が報告されている。』
二価ワクチン接種後に就業不能が従来の約2倍に増えているようですよ。知らずに二価ワクチン接種していた人は大変なことですね!。でも何で二価ワクチンなのでしょう?
「オミクロン株対応2価ワクチンは従来型ワクチンを上回る重症化予防効果と感染予防、発症予防効果が期待されています。」などと言っているけど、これは嘘です。
中和抗体の量(=抗体価)が一般的には感染のしにくさの指標となってはいますが、実際の感染予防効果や重症化低減効果についてはまだはっきりとしたデータが出ていません。単なる見込みでしかないのです。
実際、ウイルスに対する試験管試験の結果、モデルナ社が6月末に公表した論文ですが、新ワクチンのBA・4、BA・5に対する中和抗体の平均値が、非常に低いものだったのです。従来型のほうが有効であったことがわかりました。それで オミクロン対応ワクチンと従来型を合わせた二価ワクチンを作ったのです。
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