食べ歩きとハイキングの旅

酒どころ&ワイナリー、美味しいものを求めて日々散策しております。

【一般道から行ける!! PA】羽生の「鬼平江戸処」で老舗のウナギを。

2019年07月20日 | グルメ

埼玉県の羽生の近くで用事を済ませました。

夏だし、この辺りに美味しいうなぎを購入したいと思いました。

そうそう、良いところがあるっ!! 思いついたのは、高速道路のパーキングエリアである、鬼平江戸処です。

数年前に、東北道上り線の羽生PAがリニューアルしたものです。

ここは、埼玉県でしょう、江戸処だなんて・・・と、ツッコミを入れられそうな名称ですね。

でも、近くの栗橋関所を通れば、そこはもう江戸なんだそうです。

「江戸時代、ここ羽生の隣町に、江戸の要所『栗橋関所』がありました」とあり、「江戸の玄関口だったこの地に・・・」と説明がありますので、まあ、何か江戸処と言える理由はあるのでしょう。

リニューアルしたての時には、一般道から入ることは出来ませんでした。

しばらくすると、高速道路の側道沿いで、入り口の北側にこのようにお客様用の駐車場が完備されていて、

一般道からのウェルカムゲートも出来ています。

こちらが、ウェルカムゲートを入ったところです。

駐車場側は、このような建物です。

高速道路のパーキングエリアでいきなりこんな景色だったら、ワクワクしますね。

建物の中は、鬼平犯科帳の世界です。

ここがスゴイのは、それぞれの店舗ごとに都内で行列の老舗料理店が監修している事です。

「忠八」は、鬼平犯科帳に登場する辻売りのうなぎ屋です。

そのうなぎは、本所深川の町人たちに親しまれてきたのだとか。

こちらの実店舗は、1897年の創業である卸問屋の「鯉平」さんが提供しています。

 

高速道路のパーキングだけあって、「毎日が丑の日」と言えるくらいの大量の鰻をさばいているそうです。

尋ねてみたところ、ほとんどは国産の鰻なのですが、仕入れが間に合わない場合は輸入品を使うこともありますので、「国産です」と言い切ることは出来ないのだとか。

以前はうな丼弁当だけのテイクアウトでしたが、今は蒲焼だけのテイクアウトも出来るようになっていました。

1600円の蒲焼を2人前を注文しました。

 

持ち帰って開けてみると、中はこのようになっています。

2人前を1つの容器に入れて頂きました。

容器に保温性があるのでしょうか、まだ温かくて、すごーく美味しそうです。

こちらは2人前が3200円なのですが、

鯉平の鰻は、楽天の通販では『二人前 価格4,980円 (税込) 送料無料』として販売されていますから、かなりお値打ち感がありますねっ!!

こちらの他のお店、それぞれに高速道路のPAで期待できる以上のお店です。

こちらは、しゃも鍋の「五鉄」。

人形町の、ランチは行列のできる親子丼で有名な「玉ひで」の監修です!!

ここでは親子丼は提供していませんが、老舗の味を行列なくいただけます。

鍋料理を注文すると、こちらの座敷のような小あがりで頂く事が出来ます。

もちろん、梯子は飾りですから二階はありません。

ここは、一本うどんも個性的です。

立ち食い処屋台連では、ソフトクリームやお団子、冷たい甘酒もよいのですが、

船橋屋さんではお汁粉や串に刺したくず餅ちもいただけます。

明治初頭の瓦版で、江戸甘いもの屋番付の横綱に認定された1805年創業の老舗です。

この特性串くずもちは、鬼平江戸処限定だそうです。

デパートなどで見かけるくずもちは、箱入りだけですよね。

江戸時代にはなかったでしょう、中華そばの「弁多津」。

なんと、監修は洋食の「たいめいけん」です。

池波正太郎さんも、たいめいけんには足しげく足を運んだそうですので、まあ、ご縁があるかもしれません。

鬼平犯科帳では、のっぺい汁が美味しい佐嶋与力ごひいきの店として登場します。

蕎麦の「本所さなだや」。

1884年創業の「神田まつや」さんの監修だそうです。

池波正太郎さんと言えば、天ぷらそばの『ぬき』で有名ではありませんか。

ここには、『ぬき』はなさそうです。

酒のつまみとして頂く食べ方ですが、ここはお酒は提供していませんからね。

以前いただきましたが、天ぷらそばはダシの香りがきいた、上品な味わいでした。

これは、江戸時代には絶対に無い、無い・・・。

他にも、タコ焼きのような「しゃも焼き」とか、なかなか美味しそうです。

本日は、ここで水戸のわらに包まれた納豆、天狗納豆も購入していくことにします。

そうそう、江戸の味を自分で再現するなら、こちらの売店両国広小路で販売している、「大江戸甘みそ」。

製造元のちくま味噌は、元禄初(1688)年創業。歌舞伎の台詞にも登場する、味に自慢、創業320余年の味噌の老舗なのだとか。

塩分が薄く、みそ汁でしたら通常の二倍の量を入れるのだそうです。

これで、明日の朝食もOKです!!

建物の中は、一定の時間ごとに照明が明るくなったり、暗くなったり。

物売りの声が響いて、江戸の街にいるような気分になれます。

夏は風鈴の音が響き、鶏が時を告げたり。

イベントも行われますし、何度来ても江戸の入り口を楽しめる場所です。

 

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