関東は、暑いです!!
数年前から、夏は海できれいな魚をながめたいと思い、シュノーケリングを始めました。
自動車で手軽に行ける範囲で、よいところはないかと探しているうちに、伊豆の秘境といわれるヒリゾ浜を見つけました。
秘境って・・・!?
それは、是非とも行ってみましょうっ!!
こちらは、ヒリゾのガイドブックです。
ヒリゾ浜は島ではないのですが、陸地から近づけませんので、南伊豆の中木から船でしか行く事が出来ないのです。
昨年は、台風が過ぎ去ったにもかかわらず強風で、渡し船が出航しませんでした。
今年こそ!!
渡し船の出る中木は狭い地域で、数件の民宿はあるのですが、温泉やホテルはありません。
コンビニもありませんし、飲み物は自動販売機程度しかありません。
渡し船の乗り場近くに、昼間だけ営業している売店がありますが、観光地料金です。
今回は金曜日の夜から、素泊まりの民宿を確保しました。
はっきりと言って、あまり快適とも言えません。
(昨年宿泊した時の食事は美味しかったです、民宿の方は親切でしたが・・・、ごめんなさい)
それでも、中木に宿泊した方が良いのは、駐車場を確保するためです。
こうでもしなければ早朝から満車になりますので、駐車場に入る事が出来ないのです。
朝6時前に民宿の窓から見た駐車場です。他に少し離れた場所にもありますが、いずれもすでに満車です。
手前に赤いコーンが置かれている場所がありますが、民宿の利用者は駐車場が確保されるのです。
駐車料金も、一般の来場者は1日千円ですが、民宿利用者は1泊千円で、2日間の出入りは自由です。
朝の6時には(もっと早いのですが、私が確認した時間です)駐車場に来ていた人たちが並び始めますので、8時から出向するにもかかわらず、すでに長い行列となります。
でもっ!!
宿泊者であれば、8時位にゆっくりと来てもOK。
3隻の漁船がピストン輸送してくれますので、最初の人たちはみるみるうちに、はけてゆきます。
ひと段落しても、10分おき位には船が出ていますので、落ち着いてから浜に渡っても良いでしょう。
しかしっ!!
ヒリゾ浜に到着してみると、混雑度はすごいです。
船着場から近い位置は、この通り!!
どこにテントを張ったものかと、途方に暮れてしまいました。
奥の方に行けば、空いている場所もあるのですが、潮の満ち引きも要注意です。
浜の少し高い場所には監視員もいて、海の遊泳エリアにはボートで監視している人たちもいますので、安全体制は整っています。
こんなに大勢の人たちがいるのなら、魚も逃げてしまうのではないでしょうか・・・、
ところが、海をのぞいてみると、たくさんの魚たちが岩陰にいるわ、いるわ。
これ、これっ、これを見たかったのです!!
海の中の写真はきれいに撮影できませんでしたので、パンフレットで申し訳ございません。
パンフレット通りの魚が岩陰で群れを成していて、ピンクのサンゴ礁もあります。
手を出すと、一緒になって泳いでいく事が出来ます。
浜にはトイレも売店もありません。
2千円の一日乗車券となっていますので、何度でも中木に戻る事が出来ます。
日中はガラガラで、待つこともありません。
防水のポーチに、乗船券と少しの現金、車のキーを入れて持ち歩きます。
こちらの渡し船は、昨年に来た時には台風で出航してくれませんでした。
早朝に、関係者14人位で話し合って決めるのだそうです。
「海のこわさは、みんなよーくわかってますから」
と話していましたが、なかなか慎重なのです。
渡し船が出なかった場合も、問題はありません。
船で渡らなくてもいける、目の前のトガイ浜でシュノーケリングを楽しむ事が出来ましたから。
・・・と、昨年までは、そうでした。
堤防の向こうの浜なのですが、駐車場から遊歩道の様に通路が整備されていました。
しかしっ!!
今年は通行禁止となっています。
落石のために、橋が壊れて通路も塞がれてしまったのだそうです。
ですから、渡し船が出航しなければ、ここで海を楽しむことは出来なくなりました。
うーん、早朝から来ても、リスクは高いですね・・・。
私たちは、13時にはすでに、浜を引き上げました。
その程度で十分、海を楽しみましたし、テントでゆっくりするには暑すぎますので。
すると、午後からやってくる人たちもいましたが、駐車場はある程度空きが出来ていました。
駐車場の利用を考えると、午後から来るというのも、1つの方法だと思います。
多くの民宿では、あまりに遅い到着は歓迎されません。
今回選んだ素泊まりの民宿は、完全に人がいないセルフサービスの宿ですから、遅い到着も問題ありません。
「みなみの家」というのですが、入り口を入るとその日の宿泊者ごとに部屋番号がボードに書かれていて、キーも置かれています。
ですから、他のお客には出会いますが、民宿のスタッフには一度も会いません。
共有の大型冷凍冷蔵庫や電子レンジ、電気ポットなどありますので、スーパーで購入してきたものを温めたり、ペットボトル飲料を凍らせることも出来ます。
お風呂は、9キロくらい離れた場所にある、南伊豆の日帰り温泉「下賀茂温泉銀の湯会館」を利用しました。
共用の大型冷蔵庫はありましたので、飲み物は、その温泉の近くにあるマックスバリュー下賀茂店というイオン系のスーパーを利用して、ペットボトルごと凍らせて浜に持ち込みました。
夕食は、中木の唯一の食堂である双葉食堂を利用しました。
1階は売店で、朝の7時からおにぎりを販売していますので、朝食も購入可能だそうです。
今回の朝食は、スーパーでいろいろ買いましたけどね。
メニューはそれほどバリエーションがあるわけでもなく、期待した刺身も品切れだったのですが、
ビヤガーデンの様に海の風を楽しむことは出来ました。
車を利用すれば、近くに美味しそうな海鮮料理のお店はいくつかあります。
民宿入り口にも、お店のチラシが置かれていました。
でも、お酒を頂いたら運転は出来ませんからね~!!
他に、集落内にカレーのお店もあったようですが、アルコール優先です。
あの岩の裏側が翌朝行くヒリゾ浜だと思って、眺めながらいただく事が出来ました。
やはり、ここまで来たら美味しいものを頂いて、温泉にも入って帰りたいです。
ヒリゾ浜を引き上げた後は、西伊豆のリゾートホテルに一泊するのが良いです。
堂ヶ島では、青の洞窟へクルージングしてみました。
船が発着するのは、加山雄三記念館のある場所です。
しばらくクルージングして最後に、あの、岩のところの洞窟に船が入っていくのです。
入口は結構狭い感じなのですが、中は上部から日からがさしていて、海面は青くなっています。
洞窟の上部が開いているのですね。
クルージングの乗り場は、なぜか加山雄三ミュージアムと一緒になっていて
加山雄三のミュージアムのショップもあって、
入口のソフトクリームがミルキィな感じでとても美味しいです♪
それから、近くの観光で土肥金山。
こんなところで、金が採掘されていたのですね。
池の鯉も金色です!!
中の温度計では気温18℃となっていました。
涼しい観光スポットです。
リアルな人形ですが、女性も働いていたんですね。
出来上がった御用金を江戸に運ぶところです。
このように、金塊に手を触れる事が出来ます。
本物という事ですが、セキュリティーが気になりますね・・・。
土産物は、予想通りゴールド三昧です。
伊豆縦貫道の途中で見つけた、いちご大福の店。
裏の木陰にイスとテーブルがあって、涼しくいただく事が出来ます。
かき氷も、ソフトクリームもありますし、真夏でもいちご大福があって、幸せを感じる事のできるスポットでした。
東伊豆よりも、西伊豆の方が人が少なくて、のんびりと楽しめるように思います。
午前中に東京方面に向かうと、ほとんど渋滞なしで帰る事が出来ました。