森ぶらりん

森・山・川をぶらぶらしながら
外遊びを楽しんでいます

虫入りコパル

2013年03月06日 | その他

こんな物を買ってみた♪

 

コパルというのは、琥珀になりかけの樹脂。つまり化石になる一歩手前の状態の樹脂です。
完全に化石になったものが琥珀で、ジュラシックパークに出てきた、あれですね。
琥珀になると石化しているのでとても硬くなり、手作業での加工は難しくなります。
コパルは石化する前段階なのでそれほど硬くはなく、手作業で割ったり磨いたりしやすいのです。

袋から出した状態。

いくつか大きいものも袋に入っていました。これでだいたい4~5cm。大きいものも小さいものも
表面をよ~く見たり、光に透かして内部の様子をよ~く見たり、破断面に何か出ていないかをよ~く見ます。
とにかく見る!くまなく見る! 

すると・・・

むむむ?

あったーーー!!!

おおおーーー!これは、あのジュラシックパークのお話の元となった、蚊じゃないですか?!
しかも体が赤っぽく見えます!何か動物の血を吸ったばかりか?!
これの胃から内容物を取り出してDNAを増幅したら、恐竜がつくれるぞ~!

てなわけはなく、これは「新生代第4紀」の地層から出たものなので、恐竜はとっくにいませんね。
それどころか、「新生代」は現代まで含まれるので、もしかして数年前のものって可能性も…。
いやこのコパル、そんなにやわらかくはないか。

ま、夢を持って、「250万年の時を経て、今ここに目覚めた、蚊であ~る」 ということにしておこうっと。

 

これとても条件が良いのです。
コパルに汚れがほとんど無く、蚊が表面のすぐ内側にいるし、大きい虫なので肉眼でよく見えますね。
普通はこんなんじゃありません。
一生懸命に磨いて、内部がやっと見えるようになって、2mmくらいの虫がいるか、いないか、ってかんじ。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むっ、虫ですかぁー! (隊長)
2013-03-06 23:40:26
moriさん、こんばんは。

へぇーっ。コパル原石っていうのですね。
Googleで検索してみたら、100万年前ほどの石だと書かれていました。
ひゃくまんねん...100年が1万回で100万年...
前回、地磁気のN極とS極が逆転したのが78万年前...
うーん。小さな石に宇宙を感じます。
(^_^)
隊長さんへ (mori)
2013-03-07 21:47:42
コパルって、いろいろな定義のしかたがあるようです。
3000万年より古かったら琥珀で、それより新しかったらコパルという分け方もあるみたい。
もし、その中に虫が入ってたら、その虫君は2999万年間ずっと同じ格好なんですよねー。
疲れるわ~。(ちがうか)
もし、100万年としても、人類の登場がたかだか数十万年前なので、
それより前に生きていた虫が目の前にいるって、不思議ですよねー。

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