モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

みんな天気のせい。

2017-03-13 | モンペリエ
今日も、折り紙のアトリエの為に、モンペリエの隣にあるフロンティニャンへ。

2月に初めて訪れた時は、「閑散としたお年寄りばかりの何もない街」という印象だったが、今日は晴れて暖かかったからか、いつもより人通りが多かった。
人もなんだか陽気になっていて、いつも訪れるカフェに入ってアトリエまで時間を潰していると、一人のおじさんに「よう!マドモアゼル!元気?」などと声を掛けられた。
「はい、元気元気」と愛想笑いで返していると、「こいつはとんでもねえ奴だから、返事なんかしなくてもいいんだよ。マドモアゼル!」と、最初に声を掛けたおじさんの友達らしいおじさんに言われた。

これは…あれだ。日本だと居酒屋で陽気になったおじさんが若い美女(私だ)に絡んでいる図だ。と気付く。
日本であれば足蹴にされる年齢だが、ここはフランス。フランスに住むアジア人の特権である「年をくっても若く見られる」を駆使して、2人のおじさんが仲良くケンカしている間、愛想のよいうら若き美女を演じてみた。

そうしたら隣のおじいさんから、「マドモアゼル、コーヒーもう一杯どう?」などと声を掛けてもらった(丁重にお断りしておいた)。

よくフランスでは「北の人は冷たく見えるけれど、一回仲良くなると、とことん仲良くなれる。南の人とはすぐ仲良くなれるけれど、表面的にだけ」と言われている。

しばらく天気のいい日が続き、今日は私もご機嫌だったし、道行く人もなんだか朗らかだった。
フランスは南の方が断然天気が良いので、天気が良いと気分も良くなって、気軽に誰にでも声を掛けてしまい、ちょっと大きなことを言ってしまったりして、そんな風に言われるのかなと思う。


フロンティニャン 市役所

まあ、天気がいいと、皆はしゃぎがちですが、多めに見てあげて下さい。


←北は天気が悪いからねぇ。