ウルグアイ東方共和国 モンテヴィデオ市の住人より

モンテヴィデオ市の住人のつぶやき・・・・

ピザ のこだわり

2009年03月31日 | 食べ物・飲み物
ウルグアイ・・・には、いろいろな ”こだわり ”があります。その一つは、アサード(ウルグアイ風焼肉)は勿論のこと、ピザを焼く時にも、写真のように薪(主にユーカリ)から炭をおこしてその炭でゆっくり焼くこと。できあいの袋詰された炭なんぞは使いません! じっくりと薪から炭を落とし・・・



炭が、薪から充分落ちてきたら、網の下へ移動させ、ピザ生地を乗せて両面を焼きます。



充分に生地が焼けたら、トマトソース、バジル、玉ねぎ、ハム、そしてムッツァレラチーズをのせて、更に炭を追加!




トマトソースがじっくり生地になじんで、チーズがとろけだしたら出来上がり!


この炭焼きピザを食べたら、ガスオーブンで焼いたピザはとても頂けたものじゃありません。まず、カリッと、サックリでいて中はしっとりの生地が焼けて非常に香ばしい、時間が多少たってもべっちゃりしません。トマトソースが生地に自然に調和してチーズとも一体化している感じ。ガスで焼いたピザは、微妙なガスの匂いと急激な温度によりべっちゃり感が残り・・・・アー贅沢になってしまいます





2010年FIFAワールドカップ南米予選 ウルグアイ

2009年03月29日 | サッカー・スポーツ
輝かしいウルグアイサッカー協会のロゴ。頭に★4つ。おなじみワールドサッカーの最初の優勝国、その後リオでのマラカナッソ。オリンピックでは金メダル2回。
伝統国・古豪と最近では言われてしまうが、選手たちにとってユニフォームにもある★4つは重責だという話を直接何度も聞いた・・・
対パラグアイ戦。南米地区トップで23ポイント。ホームのウルグアイは地区5位の13ポイントできわめて微妙なところ・・・今日勝てば、南アフリカ決定のパラグアイは、報道によると、なんと!バス100台・チャター2機でファンがアスンシオンからおこしになっているのにはびっくり。モンテヴィデオからアスンシオンまでバスで20時間以上。まったくごくろさまです。


さて肝心の試合、マエストロ・タバーレス監督(タバレース先生・元小学校教師なのであだ名されてしまった。)は、2-5-3で、最強のデフェンスメンバーを発表。セレステ(ウルグアイ代表の呼称)のキャプテン・ルガーノ(写真)、カセレス、ペレイラ。まさにチャルーア軍団(チャルーア;ウルグアイに存在した原住民。最後まで侵略者に勇敢に抵抗し続けたことからウルグアイ代表のニックネームにもなっている)と若手の一押スアーレスとフォーランのコンビネーションで2得点!いずれもスアーレスの落ち着いたアシスト。デフェンスのルガーノは後半2点目のゴールをしてまさにチャルーア根性! ご近所は、来週水曜日のチリ戦までこの勝利に酔いしれます

PHOTO:AFP LUGANO

オペラハウス

2009年03月28日 | 文化・芸術
旧市街地と新市街地の境界に、1856年から建つ、市営ソリス劇場(オペラハウス)。日中この前を通ると、最近はやりの劇場ツアー参加の為にチラチラ人が居るのを見かける。多くの人の印象が「小さいわね・・・ コロンに比べと・・」と。スタッフの話を聞かないで写真ばっかり撮っているとこうなるようで・・・ 
このオペラハウスが建てられた1856年は、ガスや電気の導入前でオペラを、油脂ランプで鑑賞していたのです。必然的に大きさが割りだされてきます。民間資本によって建設され当時のモンテヴィデオの人口は周辺地域をあわせても推定3万人前後・・・劇場の開幕初日は、村のあらゆる職業の人がやってきたそうで、着飾った人は正面玄関から、天井裏で気楽に鑑賞したい人は劇場のサイドの出入り口を利用したとか・・・・

建設から150年たってはじめて大掛かりな修復・改築が行われ、メインホール、リハーサル室、サロン、そしてあの伝統的なレストラン”アギラ”がなくなり、シアターショップ兼カフェがオープン。公演前の待ち合わせ場所に丁度いい・・・
モンテビデオ市営ソリス劇場は、市立フィルハーモニーオーケストラのホームシアターです。

夜の散歩 ランブラ(海岸通り)

2009年03月27日 | 文化・芸術
今年はまだ暑いこの時期、ご近所は、夜になると涼みに海岸通りを散歩する。特に週末急増。その散歩道にゲリラライブが登場! トラックからアンプや太鼓、マイクをおろしてカンドンベ(アフリカにルーツを持つウルグアイの民族音楽。人口のの90%以上が白人種であるのに、10パーセント以下のマイノリティーな黒人種の文化が主要な民族音楽の筆頭であるのは珍しい)のリズムが始まる。



演奏が始まると、散歩していた人々が踊りだして人垣ができてくる。子供を抱っこして踊るお母さんも・・・


中には犬の散歩中の人も踊りはじめて、犬君はどうしていいかわからない状態・・・

まだビーチ行けます!

2009年03月26日 | ラプラタ川
暦の上では秋のはずが、今年はまだ暑い!たしか去年はこの時期涼しかったのに。朝、ランブラを通るとビキニを着て思いっきり太陽に向かって日光浴している人が!この朝の時間は主婦やご年配の方々多い。午後になると人が入れ替わって若年層が圧倒的に増える。


海岸通りからは、最近できたこの木道のお陰でビーチサンダルを履かなくても、普通の靴で砂浜の途中まで下がることができる。砂が大変細かいので大助かり!

はちみつ

2009年03月25日 | 食べ物・飲み物

モンテビデオ市内 毎日どこかでフェリアと呼ばれる青空朝市が路上に登場。野菜、フルーツ、ハム、チーズなど新鮮な食料品がスーパーより安価な値段で手に入ることから、ご近所のセニョーラ(奥様)達は、朝から買出しに。しかしながら、今年は雨不足で、野菜中心に値段が上昇中。特に、緑黄野菜でもキャベツの小玉が1個1.5ドルほどに。ほうれん草、ルックラなど葉物の出荷が少ないようで、スーパーの冷凍野菜が品薄になっている。写真のトマトは庶民の味方で1キロ1.3ドル。

フェリアの商品の常連は、野菜やフルーツだけではく、今や健康食品として定着している、ポーレン(ハチミツ花粉)。中年以上の方々に特に人気。服用の仕方は、朝食前に、ティースプーン1杯、低温の飲み物と。豊富なミネラル・ビタミン・アミノ酸のほか、疲労回復の他に、坑酸化作用もあり血液サラサラ効果もあるとかで、肉食中心のこの国には欠かせない。


ハチミツも無論おなじみさん。ハチミツもたくさんのメーカーがあり競争。牧草地のはちみつ、森のはちみつ、お花畑のはちみつなどなどの種類があり、それぞれの風味が楽しめる。どれも当然、天然はちみつ!

WBC 決勝

2009年03月24日 | サッカー・スポーツ

野球とは無縁?のこのサッカー伝統国でも、めずらしくWBCの決勝戦がケーブルとDiretTV で放送された。西語圏からの参加は地理的に米国から近い、キューバ、メキシコ、ベネズエラ、プエルトリコだけ。野球のルールなんて知らない人が多いし、「いつゴールがくるの?レッドカードはあるの?」と、からかわれるのでタラり。中継の西語解説者、試合前のセレモニー、国際競技での国歌は特別のものがあるので楽しみにしていたのが、国歌演奏中ずっとしゃべり続けて少しテンションを下げてくれた。大接戦の試合中、解説者が、「松坂やダルビッシュの実績や評判を讃える記者や評論家はたくさんいるようだが、岩隈の中味はずっと超えるものがある すごい!」と褒めまくっていたのには同感。
夜更かしして良かった! 感動の一瞬。解説者によると2016年にはWBCの参加国が16チームから23に増えるとか。
ちなみにこのサッカー国に、70年代 ”白百合の花”と名したアマチュアの野球チームが存在し週末30人以上のメンバーでプレーしたいたそうです・・・・

犬の散歩

2009年03月23日 | 社会・政治
モンテビデオ市民は犬好き。あちこちに獣医さんがいるペットショップがある。しかし皆さんお忙しい?のか犬の散歩を代行屋さんにお願いする飼い主も多々。
”犬の散歩代行屋”さんもよくみると様々なタイプがいる。かなりハードそうな大型犬ばかり集めている人もいれば



小型犬ばかりで集めて、のんびりと景色を楽しみながら散歩業をしている人も。



中には、スポ根を思い出すかのように自転車で走りながら散歩ならずランニング?トレーニングさせられている犬達も。



ちなみにお値段は、1回の散歩2時間から3時間で約4ドル前後。運動にもなって一石二鳥のいいアルバイト・・・・

タクシー

2009年03月21日 | 社会・政治

タクシー乗車の際に「近いけどいいですか?」と日本風に言うと「乗ったらお客さんだよ」と気軽にかわしてくれる運転手さん。モンテビデオのタクシー業界、日本と同様厳しいのでついつい遠慮しがちになる。個人が、タクシーを始めるのに車の購入、許可申請、登録までかかる費用がおよそ5万ドル、しかしながらモンテビデオ市内既に3000台以上も走っており、新規の登録は廃車次第。一旦再開されても手続きに数ヶ月以上。更に、ウルグアイは南米一ガソリンの高い国(1リットル=US$1.1これでも随分値下げされた)無論車両保険もである。長時間の勤務を強いられる。電車がないモンテビデオ市内は、バスかタクシー。確実にお客さんを拾う為に、ショッピングモールなどに列をつくって待つ。タクシーを下車する時に「短距離でも何回も走れば、長距離と一緒だし、色んなお客さんと話ができて退屈しないよ・・今日もいい日でね!」と運転手さん。

ビーチのスロープ

2009年03月20日 | 社会・政治

ここ数年、街中の主要な広場や道路にスロープの設置が増えて目につくようになった。バスでは体の不自由な方に席を譲ること、段差があるところで手を差し伸べるのは、モンテビデオではごく普通に皆やっている。驚くのは日本の方、地下鉄に乗って年配の人が乗車してきても席を譲る人が本当に少ない。寝たふり?が多い。スロープの登場で今まで遠回り・遠慮してきた所に行けるようになった人々がいるはず・・・

ご近所の歩道のスロープもあちこちできてきた。

ランブラ(海岸通り)を夕方通ると、両足の不自由な方がこのビーチの前のスロープを利用してリハビリをしていたのに思わず目が留まった。このビーチの前のスロープができた時は、「車椅子で砂浜に下りる人がいるのかな?」なんて浅はかに考えていたが、晴天のビーチ、太陽を浴びてリハビリしている人をみてスロープの必要性と、体が不自由な人にとって砂浜へ近つく大きなステップだと実感した夕刻でした。