ウルグアイ東方共和国 モンテヴィデオ市の住人より

モンテヴィデオ市の住人のつぶやき・・・・

ゴミ箱

2009年05月14日 | 社会・政治

モンテビデオ市も他の世界の都市と同様ゴミ処理に関しては頭を抱えている。2002年度の平均廃棄量1日1600トンだったのが、今日2000トンに膨れがっている。
ご近所のゴミがどこに捨てられているのか・・・まず家庭用のゴミは、好きな時にこの大きなコンテナに捨てることができる。市はゴミの分別化を呼びかけており、スーパー、マンションなどが、プラスティックボトル、乾電池、ビン、缶を回収できるボックスを用意。今のところゴミ袋の指定はなく、主にご近所は、スーパーのレジ袋をご利用。



缶類のみの大きなゴミ箱も。ランブラ(海岸通り)にあるゴミ箱(写真右)、以前は蓋がなくて強風の日にはごみが舞っていたので少しは進歩。


ビーチにあるごみ入れ。回収の便宜や風で砂が入ることを考えて箱を設置しないようだが、やはりラプラタ河口、パンペラが吹くとゴミも舞ってしまう・・・何かいい考えがないものか・・・オレンジ袋は、リサイクルできるボトル類用。
こんな看板もダウンタウンに(写真右)、”この地区においてゴミを廃棄した者は、罰金としてUS$160” 誘惑に弱いラテン系、インスペクターがいないとついつい・・・ 

モンテビデオ市で、ただ今検討中の案件、スーパーの買い物袋をどうしていくか?というもの。一部のスーパーではマイバックを持参するように呼びかけてはいるがまだまだ説明・理解不足の観あり

おすすめの救急医療専門会社と薬局の出前

2009年05月06日 | 社会・政治
ご時世柄、ささいな熱や咳でも病院にいくかどうか迷ってしまうこともありますそれに体調が悪い時、一人暮らし、高齢者の方は、病院までいくのについらい・しんどい事がある。そんな時、ウルグアイでは救急医療専門会社のサービスを利用します。。月会費を支払い会員に。市内だけで5社も。自宅で寝ながら、救急会社に電話すると、会社の救急車に乗って医師が部屋まできて往診してくれる(医師の到着時間は病状による)。状態に応じて、注射・点滴をしたり処方箋を書いて、必要とあれば病院へ搬送。勿論、万が一事故にあった場合も、現場まできて応急処置・搬送業務を行うのがこの会社のサービス内容。


そして、大概は入院することなく、処方箋をもらい、ご近所の薬局に電話する。
バイク便で自宅まで薬を届けてくれるのです。その地区によって薬局は、交代制で夜勤・日曜日やっているところが必ずあります。慣れれば便利なシステムになっています。

が!ご近所のおばあちゃんは救急会社に電話した後、寝入ってしまいお医者さんが立ち往生していたこともあります・・・

ちなみにこの救急医療専門会社のシステムは、南米では、(いやもしかして世界?)ウルグアイがパイオニア的存在。既に30年以上の業績をもつ会社が多く、この入院前の緊急医療サービスのシステムを作り上げたウルグアイ人は、このノウ・ハウを他国に供与して成功しています・・・



豚インフルエンザ (新型インフルエンザ)

2009年04月30日 | 社会・政治
薬局では下記の商品売り切れが続出中・・・
消毒用のアルコールジェルとマスク。しかしながらマスクは立体でなはく、着用したら隙間だらけで頼りない。日本の質の良いマスクがあればいいのにと思う日々。


・・・かといって、ウルグアイでは幸いに感染者はでていない。モンテヴィデオ市では、2名の感染が疑われた旅行者がいたが、通常のインフルエンザということが検査で判明。メキシコシティーからモンテヴィデオへの直行便はないが、日本と同じような、質疑応答、体温測定、乗客の追跡・・などの対策が月曜日から始まっている。メキシコ政府は、この1週間でウイルスを封じ込めたいと言っているが、どうなることか、衛生用品の備蓄をしなくては・・・

13億ドル

2009年04月24日 | 社会・政治
小国ウルグアイ、人口340万人の昨年10月から今年2月までの雨が降らない事による損害額。
国の北部・中央部(4月下旬に入り南部にも波及)の牧場では、牛や羊たちが牧草不足から死亡率が上昇。この2月下旬に国の中央部に出向いた際、本来ならあるはずの緑の牧草が、土がむき出しの土壌化しているのには驚いた。農業関係も小麦・大豆をはじめとする穀物栽培・収穫にも影響がでている。70%前後を水力、残りを火力に頼る当国の電力事情だか、この雨不足により、隣国ブラジルからの電力の輸入を開始せざるをえず、昨年度まで行われていた交換制ではなく、購入制が導入されその追加費用だけでも5億ドルに及んだと報道されている。国の経済基盤は、農林牧業が中心で、世界的な不況の波はさほど届いていないが、この自然がもたらしている波による損害は直接的な被害を広げている。ウルグアイは、メルコスール地域で唯一、経済成長がプラスの2%が見込まれているが、このまま干ばつが続くと下方修正もありうる。

Photo:LR21

オバマ大統領に贈られた本

2009年04月21日 | 社会・政治
「Las Venas abiertas de America Latina」”ラテンアメリカの切り開かれた血管”
本の作者は、モンテヴィデオ市生まれ・市内マルヴィン在住のウルグアイ人 エドワルド ガリアーノ氏。
モンテヴィデオ市内どこの古本屋も初版本などが(1971年)が売り切れ、世界的な本のネット販売で知られるアマゾンで5万台位から一気に7位に上昇したとか。
チャべス大統領が第五回米州サミットの会議の席でアメリカの大統領にプレゼントした本だ。


コロンブスによる新大陸“発見”から、西国などの植民地支配による“金銀・サトウキビに始まる収穫”19世紀英国の”商業支配”から20世紀米国の”思想支配”へと続く支配の変遷を語った歴史的エッセイとして知られている。
サミットの会議終了後、記者とのやりとりで、オバマ大統領は「私は、本はチャべス大統領、本人が書いたものと思い、僕が書いたものをプレゼントしようと思ったけど・・・」という内容であった。

さて、経済大国によってラテンアメリカが搾取・乱用され続けてきたことを赤裸々に語るこの本についてオバマ大統領から感想を聞くことがあるだろうか・・・きっとどこかの記者が質問してくれることでしょう。

ガリアーノ氏の意外な側面、タンゴの詩も結構お書きになっておられます。


偽札 透かしにご注意!

2009年04月16日 | 社会・政治
2003年に、技術的に精巧度の高い20ペソ偽札が出回り、買い物する毎に、出す方も、受け取る方も細部をチェックする光景をあちこちで見たものだが、また今年になって今度は、価値が少々高い500ペソ札が出回っていると、中央銀行が警戒を呼びかけている。500ペソ札は日本円にして約2150円。

偽札の技法は、ほぼ2003年のものと同類と考えられているが、それが国内か海外で作成されたものか追跡には及んでいない。今度の偽札と本物との見分け方は、500ペソ札(写真上)の透かしの部分。アルフレッド・アセベド氏がこのお札に登場する人物だが、彼の顔が摩り替わって、2003年の際に使用された、20ペソの人物、ホワン・ソリージャデサンマルティン氏(写真下)の透かしが入入っているとの事。良く注意すれば防げるはず。ちなみに500ペソさんは、普通・義務教育の普及に貢献、共和国大学長から政治家になった人物。20ペソさんは、偉大な詩人、教育者、政治家として活躍し、その子息は芸術家として数多くの芸術作品をモンテヴィデオ市内に残している。

ウルグアイで一番高額なマンション

2009年04月11日 | 社会・政治
お値段は7億3千万円。既にスイスの投資家によってマンションのペンハウスを売却済み。そのマンションの所在地は、南米で有数なリゾート地として知られるプンタデルエステ、モンテヴィデオ市より東へおよそ140キロの位置にある。マンションの設計を担当したのは、日本では東京国際フォーラムで知られる、モンテヴィデオ生まれのウルグアイ人、建築家ラファエル・ビニョリ氏。

気になるマンションのペンハウスは、合計約1650平米。うちテラスが325平米、プールが356平米、住居空間840平米。ガレージには3台の車が収容可能。天井までの高さは3.4m、4つのスイートルーム、その寝室の一つは74平米。74平米といえば日本の平均的なマンションの広さでは?更に、200平米のリビングからはプンタデルエステの海岸を眺望でき、部屋の延長にあるテラスの先はプールがまるで大西洋の水平線に続き、空間に浮いているかのように設計されているそうで。マンションには合計34戸ありペンハウスはあと残りひとつ。
北の投資家さんは、経済危機にさほど影響のない安定した地域の物件を探しておられるようです

復活祭?

2009年04月04日 | 社会・政治
4月5日(日)から12日(日)までお休みのウルグアイ。復活祭をお祝いする為のお休み?とは少々異なる
イースター週間・復活祭ではなく観光週間と公式にウルグアイでは呼ばれているのが他の南米諸国やカトリック信仰国と異なる。まず20世紀初頭にウルグアイは、完全な政教分離を行っている。大統領の宣誓式でも聖書に手をおかず人前で誓う。国民の6割程度がカトリックと統計ではでているが、それは日本の仏教人口の統計と似たものがある。習慣的に洗礼を受けたが、教会には結婚式でお世話になりそれ以外には自ら教会へ訪れる人々は少ない。よって一般的にカトリック信仰国で呼ばれるイースター週間、ウルグアイでは、様々なイベント・行事が作り出されXXX週間とそれぞれの主旨にあわせて呼称される。まず・・・
                                   


1.ガウチョ週間 ・・・牧場で働くガウチョ(カーボーイ)たちがヒネテアダ(ロデオ)で競い、各地の産物や民芸品が販売されるお祭り

2.クリオージョ週間・・・ウルグアイポピュラーミュージック・フォルクローレを中心にコンサートが日替わりで開催され、各地の産物や民芸品の即売が行われるお祭り

3.ビール週間・・・モンテヴィデオより北西およそ380キロにあるパイサンドゥー市のビール工場がはじめたビール三昧のお祭り

4.自転車競技週間・・・首都からスタートし全国およそ1500キロを10区域にわけてグループで競う、参加国も毎年増えて今年は15カ国。年々国際競技として知名度上昇中

5.イ-スター週間・・・敬虔なカトリックの人々は、教会に礼拝へ。バチカンからの生中継をみてお魚を食べる

そして公式・一般的な呼び名・・・
6.観光週間・・・モンテヴィデオ市民、少なく見積もって20%以上の人がこの時期旅行する。国内は、温泉地のサルト、国外は、ブラジルとカリブ海が今年の売れ筋。

もしかしてXXX週間もっとあるかもしれません。隣国の敬虔なカトリック諸国からの冷たい視線を気にせず、この時期ウルグアイ人は夏の終わりを惜しむかのようにあちこちでエンジョイ!します

G20 と ウルグアイ

2009年04月03日 | 社会・政治
G20ロンドンのタイミングを合わせるように、フレンテ・アンプリオ党内の大統領候補達からSECRETO BANCARIO(銀行の秘密主義)の是非を問う論議が活発化し始めたのはおもしろい。アメリカの金融破綻から派生した世界的金融危機の余波が思わぬ形でウルグアイの”信用ある国立銀行”にメスがはいるか今後が楽しみ
                          
南米の近隣諸国のみならず欧州からの貯蓄者も多いウルグアイ共和国銀行(BROU)。2002年のあの歴史的な経済危機の時でさえも、混乱を避ける為に一時的に閉鎖はしたものの元本とその魅力ある利子を100%保障し支払っている。それに銀行の秘密主義がセットになっている為、預金者には都合がよろしく外貨貯蓄も多い。
G20 は、ウルグアイの税に関する情報が外国から要請があった際に、国際的ノルマに準じていない国(租税回避=秘密口座)としてブラックリスト入りを表明し、場合によっては制裁が・・・という報道がある。スイスは米国司法省との取引で既にケースバイケースで対処が始まっている。ちなみにG20のOECDにおいて告発した国は、ラプラタ対岸国だから余計にエキサイト。セルローズについでまたしてもやって頂いたようで・・・
どうなることやら興味のある報道で久しぶりにじっくりニュースを見いってしまった

追記: この報道の翌日、ウルグアイ経済大臣がOECDに対し「国際基準に準じた情報交換」を行うことを明言して、OECDはブラックスリストからはずす事を決定。これによって最悪のリストからはずれ、スイスやチリなど同様のグレーリストになる。

犬の散歩

2009年03月23日 | 社会・政治
モンテビデオ市民は犬好き。あちこちに獣医さんがいるペットショップがある。しかし皆さんお忙しい?のか犬の散歩を代行屋さんにお願いする飼い主も多々。
”犬の散歩代行屋”さんもよくみると様々なタイプがいる。かなりハードそうな大型犬ばかり集めている人もいれば



小型犬ばかりで集めて、のんびりと景色を楽しみながら散歩業をしている人も。



中には、スポ根を思い出すかのように自転車で走りながら散歩ならずランニング?トレーニングさせられている犬達も。



ちなみにお値段は、1回の散歩2時間から3時間で約4ドル前後。運動にもなって一石二鳥のいいアルバイト・・・・