ウルグアイ東方共和国 モンテヴィデオ市の住人より

モンテヴィデオ市の住人のつぶやき・・・・

豚インフルエンザ (新型インフルエンザ)

2009年04月30日 | 社会・政治
薬局では下記の商品売り切れが続出中・・・
消毒用のアルコールジェルとマスク。しかしながらマスクは立体でなはく、着用したら隙間だらけで頼りない。日本の質の良いマスクがあればいいのにと思う日々。


・・・かといって、ウルグアイでは幸いに感染者はでていない。モンテヴィデオ市では、2名の感染が疑われた旅行者がいたが、通常のインフルエンザということが検査で判明。メキシコシティーからモンテヴィデオへの直行便はないが、日本と同じような、質疑応答、体温測定、乗客の追跡・・などの対策が月曜日から始まっている。メキシコ政府は、この1週間でウイルスを封じ込めたいと言っているが、どうなることか、衛生用品の備蓄をしなくては・・・

ダウンタウンの路上駐車

2009年04月29日 | 
ダウンタウンの商店・オフィスが集中す区域の路上駐車は、しっかり料金制。ただし平日の10時から18時まで。
この標識のある路上で駐車したい場合は、キオスクで 車のナンバープレートと駐車したい時間(1時間およそ0.7ドル)を告げて、チケットを購入し、車のフロントガラスに見えるようにおいて置く。市の交通課のインスペクターが絶えず巡回しているので、もしうっかりチケットを置き忘れたら、市から委託されたレッカー会社で車はつれていかれてしまいます。ちなみに罰金は違反時間やレッカー会社に取りにきた時間などによりますがおよそ70ドルより。チケットの購入は、時間指定で5日前より購入可。近日中に、携帯よりパーキングの支払いが可能になるとか。



沈んでいる お宝

2009年04月27日 | ラプラタ川

7月18日通りにある、お金の博物館。一番手前の建物の中にある。


ラプラタ川(ウルグアイ側)に座礁した船は、16世紀初頭から20世紀の海軍の公式記録に残るものだけで、1583船.いわゆる密輸船は含まれておらず。ボリビア、ペルーから降ろしてきた金銀のお宝を運ぶ船も無論その数の中に含まれている。 

この博物館には、座礁した船から発見された17-18世紀の金貨を展示している。この金貨は、1752年モンテビデオ港からスペインのカディス港にむけて運ばれるはずが、港をでてすぐに座礁。船の名前は、「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ルス」(200トン・西船籍)。座礁の後、記録によると、大きな荷は1年以内に引き上げられたが、ペルーで採れサンチアゴで造幣されたこれらの金貨は、その後20年経ってもその当時、潜ればできたとか。市内には、BUCEO(ブセオ)と呼ばれる地区があるが、これはスペイン語のBUCEAR(潜水する)という意味から付けられた地名。人々がお宝を求めて潜水していた場所としてそのまま地名となった。今日でも、ウルグアイの海岸線・ラプラタ川沿岸の底には未知なる大航海時代からの遺物が存在することは間違いない・・・・

13億ドル

2009年04月24日 | 社会・政治
小国ウルグアイ、人口340万人の昨年10月から今年2月までの雨が降らない事による損害額。
国の北部・中央部(4月下旬に入り南部にも波及)の牧場では、牛や羊たちが牧草不足から死亡率が上昇。この2月下旬に国の中央部に出向いた際、本来ならあるはずの緑の牧草が、土がむき出しの土壌化しているのには驚いた。農業関係も小麦・大豆をはじめとする穀物栽培・収穫にも影響がでている。70%前後を水力、残りを火力に頼る当国の電力事情だか、この雨不足により、隣国ブラジルからの電力の輸入を開始せざるをえず、昨年度まで行われていた交換制ではなく、購入制が導入されその追加費用だけでも5億ドルに及んだと報道されている。国の経済基盤は、農林牧業が中心で、世界的な不況の波はさほど届いていないが、この自然がもたらしている波による損害は直接的な被害を広げている。ウルグアイは、メルコスール地域で唯一、経済成長がプラスの2%が見込まれているが、このまま干ばつが続くと下方修正もありうる。

Photo:LR21

黒米

2009年04月22日 | 食べ物・飲み物
お肉社会のウルグアイ 日ごろから健康に気をつけておかないと、いつのまにか血糖値諸々が上昇し大変な事になってしまう。最近、ダウンタウンにある台湾人の方が経営する健康食料品店で ”黒米”が登場したのには感激やはり同じアジア人、経営者の方も、黒米の栄養価に魅了されて日々摂取されているとか。

黒米は、ポリフェノールの一種、紫色素アントシアニン、ビタミンB、E、タウリンが含まれている。タウリンは通常の精白米に比べ、6倍以上あり肝機能を促進、アントシアニンは強力な抗酸化物質により、毛細血管の保護・強化、疲れ目改善・・とかあるようでいいことだらけ


おなじみウルグアイ・ロチャ産日本米に黒米を混ぜて頂きます
食感は、とてもモチモチして風味がありおしいです。写真は精米3:黒米1です。

オバマ大統領に贈られた本

2009年04月21日 | 社会・政治
「Las Venas abiertas de America Latina」”ラテンアメリカの切り開かれた血管”
本の作者は、モンテヴィデオ市生まれ・市内マルヴィン在住のウルグアイ人 エドワルド ガリアーノ氏。
モンテヴィデオ市内どこの古本屋も初版本などが(1971年)が売り切れ、世界的な本のネット販売で知られるアマゾンで5万台位から一気に7位に上昇したとか。
チャべス大統領が第五回米州サミットの会議の席でアメリカの大統領にプレゼントした本だ。


コロンブスによる新大陸“発見”から、西国などの植民地支配による“金銀・サトウキビに始まる収穫”19世紀英国の”商業支配”から20世紀米国の”思想支配”へと続く支配の変遷を語った歴史的エッセイとして知られている。
サミットの会議終了後、記者とのやりとりで、オバマ大統領は「私は、本はチャべス大統領、本人が書いたものと思い、僕が書いたものをプレゼントしようと思ったけど・・・」という内容であった。

さて、経済大国によってラテンアメリカが搾取・乱用され続けてきたことを赤裸々に語るこの本についてオバマ大統領から感想を聞くことがあるだろうか・・・きっとどこかの記者が質問してくれることでしょう。

ガリアーノ氏の意外な側面、タンゴの詩も結構お書きになっておられます。


南米U-17選手権 ウルグアイ代表の顔

2009年04月19日 | サッカー・スポーツ
出発前に確定した欧州チームとの契約で一時南米選手権の参加が危ぶまれたが、父親と現所属チーム・ダヌビオとの話し合いで、チリ行きが直前に決まった、ゴンサーロ バッレト(写真右)。そして見事、その出発前のゴタゴタを払拭して、地元チリとの第一試合で、2ゴールをはなち、チャルーア・デフェンスの要、ジェノバのポレンタ(写真左)と共に代表の顔となった。試合前にウルグアイの国歌を力込めて歌い、ゴールをはなった姿をみて、きっと今は父親も誇りに感じていることでしょう ウルグアイU17代表の注目選手

欧州チームなどと契約が成立すると莫大な契約金が動く。そのおよそ80%近くを選手の代理人のものとなる。残りは選手の家族へ。今回のような国際試合は、まさに選手の見本市で、キャプテン・ポレンタのジェノバとの契約はU15の選手権で決まった。そこで、国際試合に参加する時点、ウルグアイの所属チームとの契約書にサインをされているか否やかで代理人は大きく懐具合がかわってくる。もし選手が地元チームと契約をしていない状態であれば、、選手の代理人は契約金を所属チームとシェアーしなくて済む。それを回避する為に、SUB15,SUB17で、代理人がまとまったいわゆる”前金”を支払い、サインをさせないこともあると言う。小さい時から育てている地元のチームは、いい選手を育て、選手が受け取る契約金の一部で次世代を育てる資金にしている。代理人は良い条件で選手を市場に出す為に駆け引きをしている・・・ピッチの中と外のプレー、サッカービジネス。

クンパルシータの作曲者の家

2009年04月18日 | 文化・芸術
4月18日は、ラクンパルシータの世界デビューの日。
その作曲者は、モンテヴィデオ市生まれのマトス・ロドリゲス。国会議事堂近くの下町コルドン地区に残る通称BECHOの家。政府は、国の歴史的文化遺産として指定しながらも廃墟のまま放置。見かねた一個人が地上権を買い取り修復した。一時はタンゲリア(タンゴを演奏するクラブ)として営業をしていたが現在は閉鎖。
世界的に知られたタンゴの作曲者の家がこれでは悲しい。

修復された家の壁面には、”クンパルシータ”楽譜の表紙絵がタイル画で拝見できる。マトスはその当時、建築学部の学生。学生の小さな行進(クンパルシータ)をイメージして作曲したといわれている。

マトスは、新聞記者、外交官などの職業を転々とし生涯30曲あまりのタンゴを作曲したが、姉の通称べチャ(BECHA)が楽譜におこした。その弟のマトスをべチョ(BECHO)として親しまれた。そのべチョが書き残した詩がこの壁画に残されている。”私のタンゴは私と共には去らず、この大地に残るでしょう、全ての星が消え去るまで私のタンゴを歌い続けて欲しい”と。


この彼の家、売りに出されているとか。彼の意思と共にタンゴの愛好者の手に渡ることを祈るばかりです・・・・。

南京錠 の 噴水

2009年04月17日 | 
7月18日通りといば、ダウンタウンのメインストリート。その一角に火山岩で作られた噴水がある。これを作った人は、この噴水の横にあるカフェの主。どうしてかわざわざ輸入した火山岩を守る為に柵で囲った ら、なんと訪れるカップルが永遠の愛を?誓って南京錠をかけていく現象がはじまってしまったらしい。 


ついでにその解説を彫った銅版もブームに?のって作ってしまったからおもしろい。それには、西語と英語で、”南京錠にカップルのイニシャルを書いてこの柵に
かけていくと再び訪れることができる”と


偽札 透かしにご注意!

2009年04月16日 | 社会・政治
2003年に、技術的に精巧度の高い20ペソ偽札が出回り、買い物する毎に、出す方も、受け取る方も細部をチェックする光景をあちこちで見たものだが、また今年になって今度は、価値が少々高い500ペソ札が出回っていると、中央銀行が警戒を呼びかけている。500ペソ札は日本円にして約2150円。

偽札の技法は、ほぼ2003年のものと同類と考えられているが、それが国内か海外で作成されたものか追跡には及んでいない。今度の偽札と本物との見分け方は、500ペソ札(写真上)の透かしの部分。アルフレッド・アセベド氏がこのお札に登場する人物だが、彼の顔が摩り替わって、2003年の際に使用された、20ペソの人物、ホワン・ソリージャデサンマルティン氏(写真下)の透かしが入入っているとの事。良く注意すれば防げるはず。ちなみに500ペソさんは、普通・義務教育の普及に貢献、共和国大学長から政治家になった人物。20ペソさんは、偉大な詩人、教育者、政治家として活躍し、その子息は芸術家として数多くの芸術作品をモンテヴィデオ市内に残している。