地球人のたわ言

日々の驚き、感じたことを書いてみます。

週一回でも

2021年07月21日 15時27分54秒 | 日記

 町内のラジオ体操が始まりました。
 町内会での行事ではなく、我々福祉ボランティアが交代でお世話しています。
 日曜だけ9月迄です。
 三十数人が集まります。

 始まる前のこと、一人の男性がショボンとしています。
 80代の方で、今奥様が骨折で入院なさっています。
 男性はまるで母親がいなくなった幼児のように心細げです。

 近づいて
「どうですか? 奥さまは?」
「うん、最初は2週間の入院ってことだったのに、リハビリがあるから3ケ月だって」
「リハビリすれば、お元気にまた歩けるようになられますね」

「病院に行っても会わせてもらえない」
「コロナのせいですね。お電話はできますよね」
「うん、電話では話してる、ちょっとだけね」

「もうオレ、頭が変になりそうだよ、アンタの名前も分らん」
「あら、私はそこの○○ですよ」
「あ、そうか、人の名前覚えきらん」
「もうみんなそうでしょうよ? 私だって覚えられないですよ」

 男性が朝早いラジオ体操に出て来られるのは、人恋しからかもしれません。
 週1回でもご近所と顔を合わせて言葉を掛け合う。
 お互いが安否確認をする。
 そういう意味でもこのラジオ体操は良いことだと思いました。

コメント
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