かりん暮らし

ヴィーガンでアニマルライツな起業家です。

みんな生きていました

2008-01-03 15:20:54 | 地球のコト
昨日のウールの服つながりで今日は毛皮のことについてお話しましょう

デビ夫人、叶姉妹なんかのお家やらいくと
ウン千万の毛皮が出てきます。
「うわ~、すごい!ゴージャス!」
私もテレビを見ながらわーわー、言ってました

真実を知る時までは。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国などでたくさんの
野生動物が捕らえられ毛皮を剥ぎ取られています
主に使われているのは“トラバサミ”という昔からある罠です
日本でも使いますね
これを使えば毛皮にほとんど傷が付かない為
よく使われます

罠に掛かった動物のうち4匹に1匹は脱出に成功すると言われていますが
たとえトラバサミに挟まれた足を噛み切り逃げ出せても
元の自由な生活には戻れないのです

足を噛み切ったことにより、壊疽したり、あまりの痛みによるストレスに
生きていくのが困難になってしまうのです
1枚のコートの為にミンクは60匹犠牲になります

野生動物の中にアザラシもいます
特に生後3週間くらいの赤ちゃんの毛皮が珍重されています
コートやブーツ、ハイヒール、バックなどとして
たくさん流通しています

アザラシの捕獲は、長い柄の先に片側は金槌のように平らで
もう一方には鋭く尖った鉄の棒がはめ込まれた
“ハカピック”という道具が使われます

平たいほうは赤ちゃんの頭を殴って動けなくするために
もう一方の尖っている方は頭に突き刺して運ぶために使われます

赤ちゃんアザラシは泳ぐことが出来ないので
人間が近づいてきても逃げることも出来ません
母アザラシの目の前で赤ちゃんアザラシは殴り殺され
母アザラシは引きずられ運ばれる我が子を追いかけます

いつまでも泣き叫ぶ母アザラシの声の中
黙々と作業を進め、毛皮を剥ぎ取っていくのです

また、大量生産のため、毛皮動物は養殖されています

今、増え続けているのは、中国。
そして、輸入するのは日本です

小さく狭い汚い檻の中に詰め込まれ
餌は質の悪いゴミの様な物を少し、
水も毎日はもらえません
もちろん糞尿も片付けたりしないので地獄のような毎日です

その後に待っているのは、あまりにも残酷なことです

中国ではタヌキやキツネなど、尻尾を持って地面に叩きつけ、気絶させます
そして足をナタで切り、尻尾から生きたまま剥ぐのです

その間、意識が戻り、あまりの苦痛に暴れると
頭と首に両足を乗せ窒息させようとします

生きたまま剥いだほうがキレイに剥がしやすいんだそうです

革も大量に取られています
やわらかい革を作るために生まれたばかりの牛、羊、山羊の赤ちゃんや
流産させた胎児の皮を使うのもあります
胎児の革は“ハラコ”と呼ばれるものです

赤ちゃん山羊を生きたまま大きな釜の煮えたぎった湯の中に入れ
グツグツ煮込みます

とても軟らかい革がとれるので需要が高いです

最近ではラビットファーという名で
犬や猫の毛を使っているそうです

シェパードの毛はキツネなどに似ているので
それもキツネとして使われているそうです


あなたの家の犬や猫、うさぎ、ハムスター
毛皮が綺麗だといって剥がしますか?

出来なければもう、買うのをやめませんか?
今あるものを大事に使ってください

多くの動物たちの犠牲の上に立ったファッションなんて
何の魅力があるのでしょうか…

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2 コメント

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園長先生へ (かりんまま)
2008-01-03 21:17:29
コメントありがとうございました
副園長さんもベジタリアンですか。
日本だと、外食が辛いですね
なかなかベジタリアンレストランがなくて。
結局自分で作ったり食事を抜いたりしてしまうようになりました
恵まれず食べられない人もいるのですから
1日1食の時でもいいかな?と思うようになりました

人間の都合で土地を奪い居場所をなくしておいて
人間の都合で増えた、作物を荒らす、と言って
駆除する。
つくづく人間て勝手な生き物だと思います

今年もどうぞ宜しくお願いします
ご支持ありがとうございました
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動物たちに代わって… (ヤスノ保育園。)
2008-01-03 20:34:02
ももかりんれもんママさんにお礼申し上げます。

うちの副園長もベジタリアンで「とてもじゃないけど肉は食べられない」と常々申しております。

埼玉の片田舎でも野生動物がぐっと減ってしまいました。もっとも鹿と猪は困ってしまうほど増えてしまったんですがね。

ニホンオオカミを絶滅させてしまったヒトが生態系を崩してしまった結果なんですよね。

今年もお互い頑張りましょうね。心から支持致します。
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