にしやま形成外科皮フ科クリニック、形成外科専門医:西山智広

東京銀座と名古屋栄で2クリニック。美容外科・形成外科・美容皮膚科・皮膚科治療から予防医療まで、分かり易く説明します。

ガングリオンの穿刺吸引治療について。にしやま形成外科皮フ科クリニック!

2012年08月31日 | 良性腫瘍摘出術

ガングリオンの治療について

ガングリオンは、良性のできものでその中には透明ゼリー状の物質が詰まっています。よく見られる部位は、手背側(甲側)です。ガングリオンは、手関節の関節包に長い茎で繋がっています。通常は、ふくらみが気になるだけで無症状ですが、神経のそばにでき圧迫したりすると、しびれや痛みを伴うこともあります。

ガングリオンの治療は、皮膚に局所麻酔をして注射針を刺しガングリオンの内容物を吸引・排出させることを行います。治療は、1回だけでなく何回か吸引排出を行う場合があります。この治療を行っても繰り返し内容物が溜まるようなら手術による摘出を考えますが、再発する可能性があります。

1年ほど前から左手背に小豆位の膨らみができ、放っておいたら徐々に大きくなり今ではウズラ卵大にまでなっていまいました。多少の違和がは有り、これと言った痛みも無いのですが、やはり見た目にとても気になりますね。

治療中の痛みは、局所麻酔をするので全くありません。吸引すると右図のようなゼリー状の内容物が吸引され、膨らみは無くなってしまいます。この治療は、健康保険の適応です。お困りの方は、ご相談下さい

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