にしやま形成外科皮フ科クリニック、形成外科専門医:西山智広

東京銀座と名古屋栄で2クリニック。美容外科・形成外科・美容皮膚科・皮膚科治療から予防医療まで、分かり易く説明します。

脂肪注入による豊胸後に乳房のしこりが気になる。にしやま形成外科皮フ科クリニック!

2013年09月18日 | 注入療法後の乳房のしこり

15年ぐらい前に、脂肪注入で豊胸術を受けました。その後、乳房にしこりが出てきてインターネットで調べると、脂肪注入でしこりができることがあると書いてありました。

 

太い吸引管による脂肪採取は、短い時間でたくさんの脂肪がとれます。しかし、たくさんの脂肪を注入することや採取した粒の大きな脂肪の塊は、中心部まで十分な酸素や栄養が行きわたらず壊死に陥ります。このような中心部が壊死に陥った脂肪の塊は、慢性的な炎症反応が長期になるためしこりができることがあります。

 

胸にしこりを見つけたとき、すぐに乳がんかもと考えてしまいがちですが、脂肪注入によるしこりの多くは良性と考えてよいでしょう。

 

そのほかに考えられる原因としては、乳腺線維腺腫、乳腺症、乳腺のう胞などが考えられますが、いずれも良性のしこりです。

 


まずは、診断をしなければならないため、触診、超音波検査、マンモグラフイー、MRIなどを行って、しこりの状態を正確に把握します。

 

画像診断で確定したら、摘出手術に取りかかります。手術は、なるべく乳房自体にキズアトを残さないように配慮し、皮膚を切る部分を決定します。

 

このように、乳輪の部分で切開を行えばキズアトはほとんど目立たずに済むでしょう。予定通り、乳房にキズアトを残さずに長径3cmのしこりを取り除くことができました。

 

 

取り除いたしこりは病理検査に提出し、約1~2週間で良悪の判断と取り切れているかの結果が来ます。今回は、脂肪注入が原因によるしこりと判明しました。

 

ただし、乳輪から離れた部位にしこりがある場合には、その症例に応じた切開線を考えることになります。

 

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ当クリニックにご相談下さい。

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