旅館木塵Blog『調子にのるとオチがある』

旅館木塵の息子が綴る、特殊希少生物『木塵のオヤジ』の観察日記。
白馬の魅力をそえて…

来客

2006-07-31 20:54:36 | Weblog
梅雨が開けて、夏らしい夏になりました。

とは言っても、白馬らしい夏というべきでしょうか?
陽射しは強いのですが、気温は涼しく、午後には気持ちいい風が吹きます。
夜は少々肌寒く、布団をかぶって寝ます。
合宿をされている方たちには、快適な環境のようです。


日差しの強いこんな日は、観賞用に室内で可愛がっている植物を日光に当ててやる為に外へ出してやります。
長雨で日照不足、しかも白馬と言う寒い所へ連れてこられてしまったガジュマルを朝の内に外へ出しました。
すると昼頃に…


ん?なんかいる。




あーカミキリムシだ(多分)
カッコイイ!!
思わぬ来客に驚いた!



しかもデカイ。7~8cm位あるだろうか?
んー美しいな。観賞用の小さなガジュマルに似合わない大きさがまたほのぼのとしていいな~。
なんて、見てました。

よく見ると目の中から触覚が出ている様なデザイン。
ほほーこんな風になっているんだ。フムフム。
まあ、ほっとこう。




夕方になって、取り込みに行くと…

まだいるー。


ん?

ちょ………おまっ……これ!


葉っぱをいっぱい噛み切られてるーーーーー!!
幹もかじられてるし!

すぐに剥ぎ取って、お帰りいただきました。
最近やっと出てきた新芽だったのにー(悲)

夏の日に5月上旬の気温

2006-07-24 23:00:06 | Weblog
今日は、一日中雨でした。
5月上旬の気候なんだそうです。
夏なのに全然、暑くないです。雨が降ってます。

長野県は最近大雨による災害で報道されています。
しかし、白馬村は高い位置にあり、雨の災害は全然ありません。
長野県でも南の方が大変らしいですね。
昔、この辺で大雨があったときには、白馬に降った雨は日本海側へ流れて行き、北の小谷の方で災害があったことがありました。

しかし、そのときも今も白馬はなんとも無かったです。
しかも木塵は、白馬の中でも高いところにあるため、なんとも無い!
夏に合宿を予定している方、また今合宿をしている生徒の親御さんご安心を!!

木塵が水害に会う事があるとすると、こうですね。


しかし、フォッサマグナの上にしっかり乗っていることもまた事実。



さておき…

桃のコンポートを仕込みました。
ミントで香りをつけて煮込みます。
木塵のデザートに添えられる、未来を夢見て…。

木塵、夏に向けて準備中!!

2006-07-20 16:38:22 | Weblog
最近は雨が凄いですね。
白馬は寒い日が続きます。ホントに寒いですよ。

今年の夏は、アーチェリーの合宿で木塵を利用してもらえるので、アーチェリーの射場を整備する毎日です。雨の中ずぶ濡れで草刈り等…
結構忙しくて、ブログの更新が滞ってしまいました。
ネタの写真はいっぱいあるんですけどね。
と言うことで、最近の写真を一気に紹介。


床の掃除と、ニス塗りの様子

木塵の食堂と廊下をピカピカにしました。
よく見ると、塗り残し、筆の跡、厚塗り、ポタポタ…等、素人っぽさを感じさせる良い出来です。木塵にお越しの際は、見てみぬ振りか、軽く木塵オヤジに突っ込む
「やさしさ」をください。


大雨の日は、窓拭きをします。

黄砂で汚れたところなど、窓が綺麗になりました。
写真は食堂の窓。
食堂の机を三段積み上げた上に、さらに脚立を立てて窓を拭きます。
ん~アクロバティック!


花壇情報

花壇が春バージョンから夏バージョンになりました。
長雨の為まだまだ花を咲かせませんが、これから晴れれば楽しげな花壇になるでしょう。お楽しみに。




バラが咲いていたので、写真を。
いろんな色があって、それぞれ香りが違うんですね。黄色の香りがお気に入りです。

みそカモサレタ!

2006-07-12 17:32:49 | Weblog
一晩たって、ベッドの中をのぞいて見ると…

ババーーン!
コウジ菌とナットウ菌によく醸された味噌玉の出来上がり。
もやしもんを見てからというもの、菌が可愛くてしょうがない。
昔は、汚いモノと感じていましたが、今じゃ可愛くて可愛くて。

『ありがとう』な気分です。

もやしもんの主人公のように菌を肉眼で見ることは出来ませんが、感じることが出来るようになりました。良い共存をしたいものです。


さあ、次の工程は、味噌玉を砕いて攪拌します。全体にコウジ菌を行き渡らせます。
そこへ、麹(こうじ)を入れて、塩を入れ、あめ(豆の煮汁)を加えてさらによく攪拌します。
この分量と、昨夜の醸しの中でのナットウ菌が
木塵味噌の美味しさの秘訣


味噌樽に入れられ、地下室にて寝かされます。
さらにコウジ菌、ナットウ菌によってまろやかさを醸してもらいます。がんばれー
他の菌が入らぬよう表面には、笹でふたをします。笹は殺菌効果があるそうで…ってコウジ菌はどうなるの?
触れているところは、死んじゃうかもね。
でも他の菌で食べられなくなっちゃうよりはいいんですって。

さぁ、木塵味噌はこのまま秋以降のお客さんを御迎えするために、引き篭もります。
『おやすみなさ~い』

ミソカモス

2006-07-11 17:05:35 | Weblog
木塵味噌を仕込む時期になりました。
今年の大豆(つまり去年収穫)は、粒が大きく形のいい物でした。
うちでは、おばあちゃんが大豆を作っていてそれを味噌にします。

風呂場にて、一晩水に浸けて置いた大豆です。
その量、3斗= 54.11700 リットル
つーぶしてぇ~
こ~ねてぇ~
味噌玉(みそだま)って言うんですって。
かぁ~ためて~
その周りに麹菌(コウジキン)を付けます。

ワラのベッドをこさえて、麹菌たちに仕事をバトンタッチ!
応援団として、ワラの表面にいる納豆菌(ナットウキン)も一緒に味噌玉を
醸します!(かもします)
がんばれーコウジキ~ン。

ここは木塵乾燥室ですが、この時期に温度と湿度をグッと高めています。ストーブを炊いたりして。
さぁ、明日はこの続きだぞぅ。


そうそう、今日の日記からコメントを付けられる様にしました。
どうぞ。