帰ってきたエイトマン8888

個人の日記です。

やっぱり野茂は凄かった

2011年04月04日 | 友人
日経トップリーダー2011年4月号「連載 野茂のコトバ 最終回」より

野球がなくなるかもしれない。僕は本気でそう思っています。
~このまま何もしなければ野球の競技人口が減り、~野球そのものが衰退していく・・・。決してあり得ない話ではありません。NOMOベースボールクラブを立ち上げたのは、そうした危機感があったからです。金儲けが目的ではありません。NPO法人として寄付金で運営し、足りない分は僕個人が拠出しています。日本相撲協会にしても日本航空にしても内情はよく知りませんが、強い危機感を持っていればもっと早く改革に着手できたのではないでしょうか。「絶対につぶれない」と安心したら、どんな組織も衰退を始めるのだと思います。

~半信半疑では開かない~

組織も個人も、危機感を持てば、行動に移したいという気持ちが自然に生じるものです。
~確かに本人にとっては重い扉かもしれません。でも、扉の向こう側を恐る恐るのぞき見ようとするのでは、決して扉は開きません。思い切って「バン」と力いっぱい、押すしかないのです。~正しいかどうかはやってみなければわからないのです。~半信半疑でなく、正しいと信じて行動するのです。

僕自身も新日鉄堺時代、エースの清水信英さんに教えられたことを忠実に実行し、道が開けました。本当は自信などないのに「清水さんに教えてもらったことだから、絶対に大丈夫だ」と信じ、それまでの練習方法や野球との向き合い方を変えたことで、たまたま社会人で活躍できたのです。

それでオリンピックに出場し、銀メダルを取れました。それがプロに入団するきっかけになり、近鉄でもすぐにチャンスをもらえて、そこでたまたまいいピッチングをして、エースになることができました。僕の野球人生は、運が良かったのかもしれません。

なぜ運をつかめたのかは僕には説明ができません。ただ言えるのは、「このままでは終われない」と強く思って、自分を変えるために一歩、、前に踏み出したことです。

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