内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

男女関係と信頼関係

2021-06-29 23:24:40 | ビジネス境界線
男女関係には
いつも苦手意識がありました

中学頃から付き合うという概念が
発生し
仲間の中でも男女が何かしらの
ルールにのっとって
付き合ったり別れたり
戦ったり競ったり

この一つの闘技場のような世界
勝者にはケモノとしてのsexが
待っている

独占欲や競争心は男だけのものではない

女性の中にもそういうヒエラルキーは
当然あり

私は男も女もそのケモノ感を感じると
とても嫌な気持ちに
中学の時から感じていた


そこに生きにくさも感じていて
男同士でキャバクラや風俗にいっても
まさにピンク街というのは
このケモノ世界の発散場所といって
過言ではない

私は性欲自体は間違いなく普通にあり
男として女性がとても好きなのだが
どうしてもこのケモノ感と
ケモノヒエラルキーのルールが
わからないことで
このゲームを楽しむことが出来ず
いつも背伸びをしたような気持ち

お、俺だってケモノになれるはず

そんな気持ちを感じながら
何とか男社会のケモノ娯楽と
付き合ってきた


そして結婚というものが
よくわからなかった

小さな頃は親がお見合い結婚だったことを恥ずかしく思い
自分は絶対に恋愛結婚しかないだろ
くらいのイメージしか
結婚というものを知らなかった

私も女がこよなく好きなので
中学の時に付き合うことに興味を
持っていたがかなりビビっていた

高校に入ると同時に
中学の時の興味のない女の人から
告白され
完全に付き合うということを
知るためだけに付き合ってみた

本当に何をやっていいかわからず
女の人の友達から
こうすればいいんだよと教えられ
映画にいき部屋で話し電話をしてみた

とんでもなくつまらない
何といっても好きではないのだから
当たり前だ

私は2週間ですいませんと別れを告げた

その後私は高校に彼女ができ
一通りの性体験を経験した

少し好きな感じだったが
のめり込むほどの気持ちではなかった

でもその子に対しての信頼感は
とても強く
今でも何か困ってることでもあれば
二つ返事で何でも協力するだろう
そういう心の繋がりがあった

しかし大学にいってから
気になる男が出来たと
ふられてしまった

その後よりを戻したいと言われたが
私はもうそんな気にはなれなかった

その子は社会人になっても
一緒に飯を食べにいったりもした

地元でよい旦那さんをみつけ
直ぐに元気な子供を生んだ

嫉妬みたいなものはなかった
幸せそうでとてもうれしい

自分が結婚したら
この人に私も伝えたいと
素直に思える気持ちがあった

男女のケモノではなく恋愛ではなく
信頼感があるという気持ち
今になってそうだったのだとわかった


しかし彼女はメスでもあった
だからメスとして違う男と付き合うために私と別れた

私は女性との信頼関係が
このオスとメスとというケモノ関係ルールによって
いとも簡単に終わってしまうことに
ショックをとても受けた


しかしそういうルールの規制があっても
何年も会わなくても
久しぶりにあったときには
信頼関係がお互いにあることを感じた

だからなおさら
この男女のケモノルールに私は
馴染んでいなかった


私は結果的に結婚相手と出会った

私にとって結婚というものは
今思えば最も信頼できる人
そういう相手であった

恋愛相手でもあったが
それは長くは続かず
最も信頼できる初めての人類として
私にとって大きな意味を持つ人だった


私は変わった
自分が信頼できる人と
一緒にいることは
自分が人間として認められる
そんな感覚を初めて感じ
自分を好きになることが
ようやくできるようになった


私にとっては結婚観なんて
それしかなかった

自分が信頼できる人だから
結婚するのである

よくわからないが
フラれてもアタックしたら
結婚してくれた

そんな結婚観であるから
本当に「結婚=子供」という事を
知らなかった

相手が子供を望んでいないこともあり
全くそんな事を考えなかった

しかし世間からは
何故子供をつくらないのか
という声が年々増すようになってきた

別に私は信頼できる人の子供だから
子育ての家計に不安が
あるくらいで作ってもいいが
相手が欲しくないから別にいいか
と思っていた

むしろなぜ絶対子供を生むのか
そこに長年疑問があった

そして夫婦のセックス問題のような
話を聞くとさらに結婚というものが
よくわからなくなった

週に何回とかいうあれである

ルールがわからない

なぜそのような話が
どこでも一般的に生まれるのか
それ自体がよくわからない


ごみだしや家の掃除のような
話として夫の義務妻の義務のような
その話題


何もかも私はこの男女のルールが
わからなかった

私は男女ルールがわからない事を
まだうまく認識していなかった

浮気をしようなんて気が起きたことは
一度もないし
むしろ毎日のように夢に妻が出てくる
そんな自分の状態はそれだけで
人生の一番幸せを充分感じていた


今思い返せば私はこの男女ルールが
わからないことから逃げていた

私にとっての結婚は
このわからないルールで困る
恋愛ゲームの若者時代から
早く逃げたいという心もあったのを
覚えている

カラオケルールが私は未だにわからない
同じようにケモノルールもわからない



そのケモノルールがわからない自分を
初めて目の当たりにし
認識する事がおじさんになってあった

私はケモノをただ観察してみた
ケモノはまず言葉巧みに近寄ってくる
そして私を敵か無視していい存在か
確かめる
そしてケモノ界の掟に従い
操をたてたふりをし
一気に獲物に近づいていく
そこには遠慮も躊躇もない
どこからそのパワーが生まれるのか
全くわからない
何が目的なのかもわからない
全てが理解不能だ

一番理解できなかった事は
私がケモノ界のルールの中で
お伺いをたてられた立ち位置である

思わず私は
「男女の関係のルールがわからない」と相手にいってしまったほどである

あなたのいっていることが
私には理解が出来ない


あなたがする行動の評価を
私に求める意味がわからない

あなたが決めるのではなく
私が決めるのではなく
女が決めることだからである


私にとっての世界は信頼関係しかない

だから誰からも奪われない

しかしケモノの世界では
男女になったとたん
一つしか成立しないものになる

だからお伺いをたてるのだ
それは頭では理解できるが
私には理解は出来ない

相手が結婚していたって
私が信頼できる人なら
その人と信頼を深めたいと思う

それは
相手も同じ考えであれば
ケモノ世界ともぶつかることではない

だから私は自然と
ケモノルールの相手とは
一緒にはいられないかもしれない

信頼できる女性と交流を続けることが
出来ないケモノルールは
受け入れることができないと思う


私は男女関係にはなれないのだ
私は男女関係になる能力がない
そのためのケモノ要素の何かが
絶対的に欠けているものがある

相手と同じ土俵にも
立つことができない


だから私は
形式上の男女関係が続くことはない
ケモノではないから
いつか別れられる

ただし信頼関係があるから関係は続く

自分がずっと自分で認識できなかった
事にようやく気づくことが出来た

付き合う
同棲
結婚

これらは全てケモノルールが土台に
作られたものなのだ

だから子供ができるのだ

もうスッキリした

私はレズの女性と信頼関係を
結ぶのが一番良いのかもしれない
























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