内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

告知事項ありを考える

2020-06-21 21:05:46 | 
賃料も相場に比べやや安いのも
古い造りのマンションだからか

設計はお世辞にもよいとは言えない
謎のデッドスペースや
実質使えなくなる扉などひどいものだ

ただ
北も南も見晴らしがよい
立地もよい
和室もあるし
鉄筋コンクリートである

迷っていたところ
「告知事項あり」
の記載を見つけた


実際どうなのか
自分に問うてみた


心理的瑕疵というのは
どんなものなのか

人々の中に残った悪い印象が
自分にも移ること
他人の作った認識を
自分も同じ枠組みで捉えてしまうこと

逆のパターンでいえば
あの宝くじ売り場で一等が出たから
あの売り場で買おう
というような
人が作り出す幻のような
認識のことである


そう私は捉えていたため
「実際は行けるんじゃないか」

そんな風に浅はかに考えていた


実際に調べてみると
全部が全部ではないが
そんな「何となく嫌」
という類いではなく
はっきりとした実害を伴う
ケースが随分とある

そこで起こった過去の事実を
気にすることになるというよりは

今現在もこれからも
起こってしまう何かの実害があり
それに対しての「心理的瑕疵
なのであることを知った




それを知り
「迷わずパスしよう」
という結論になった


たくさんの不動産を見ていると

「一部リフォームあり」
という文言も可能性が高いことも知った

「告知事項あり」
としっかりと書いている物件は
正直でもあるし
それだけはっきりした理由があるから
正直なのだろうとも思う



精神的安静を求めて
家を探すのに

そこを犠牲にしたら元も子もない


コメントを投稿