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CDのレビューとかなんとか

Hemispheres/Rush

2015-07-19 01:08:57 | レビュー

<List>
1. Cygnus X-1 Book II: Hemispheres
□□) Prelude
□□) Apollo (Bringer of Wisdom)
□□) Dionysus (Bringer of Love)
□□) Armageddon (The Battle of Heart and Mind)
□□) Cygnus (Bringer of Balance)
□□) The Sphere (A Kind of Dream)


2. Circumstances
3. The Trees
4. La Villa Strangiato (An Exercise in Self-Indulgence)
□□) Buenos Nochas, Mein Froinds!
□□) To Sleep, perchance to dream...
□□) Strangiato theme
□□) A Lerxst in Wonderland
□□) Monsters! - 5:49
□□) The Ghost of the Aragon
□□) Danforth and Pape
□□) The Waltz of the Shreves
□□) Never turn your back on a Monster!
□□) Monsters! (Reprise)
□□ⅺ) Strangiato theme (Reprise)
□□ⅻ) A Farewell to Things

<Member>
・Geddy Lee(Bass, Vocal, Keybord)
・Alex Lifeson(Guitar)
・Neil Peart(Drums)

1978年リリースの6th。1曲目、"Cygnus X-1 Book II: Hemispheres"は、LPレコードA面全部が前作"A Farewell to Kings"の"Cygnus X-1 Book Ⅰ: The Voyage"の続編になります。

そ れは、Rushがそれ以前に追求した"Caress of Steel"の5曲目"The Fountain of Lamneth"、"2112"と同じ構成ですね。そしてYesの"Close to the Edge"、Emerson, Lake and Palmerの"Tarkus"という手本もありました。
 
これらの組曲に通じる事は大まかに言えば、「動で始まり静へ、そして再び動へ」というもので、後発の"Cygnus X-1 Book II: Hemispheres"も基本的にそれに沿ったものになりました。

し かし"Cygnus X-1 Book I: The Voyage"の続編を作るのにあたり、歌詞を担当するNeil Peartは相当苦しんだそうですね。英語の苦手な私にはそれより、曲の方が相当強引でまとまりに欠いていると思いました。最後の仕上げというか洗練さと いうか。テクニックはRushのアルバムの中でもかなりものですけどね。
 
このアルバムを高く評価するのは最後の2曲につきま す。"The Trees"は、子気味良いリズムチェンジと変拍子で樫の木とカエデの対立を表現しています。これがイギリスとカナダの関係を描いた詞ということで、ダブ ルミーニングになっているのですが、英語はわかりません。でもNeilの作る作詞は素晴らしい。
 
そして最後の"La Villa Strangiato"ですよ。彼らのテクニック全開で突っ走ってきます。10分近いインストゥルメンタルですが目まぐるしく展開が変わり、全然長く感じない。"YYZ"と並び彼らの代表するインストゥルメンタルです。
 
今行っているR40ツアーを最後にライブは行わないそうですね。とても残念です。

 


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