毒まんじゅうはいかが?

CDのレビューとかなんとか

The Tall Ships/It Bites

2015-01-19 23:10:33 | レビュー

<List>
1. Oh My God (5:49)
2. Ghosts (4:47)
3. Playground (5:34)
4. Memory of Water (4:51)
5. The Tall Ships (6:19)
6. The Wind That Shakes the Barley (8:14)
7. Great Disasters (5:01)
8. Fahrenheit (5:18)
9. For Safekeeping (5:29)
10. Lights (4:56)
11. This is England (13:51)

<Member>
・John Mitchell(Vocal, Guitar, Bass)
・John Beck(Keyboard, Vocal)
・Bob Dalton(Drums)

2008 年リリースの4th。前作である"Eat Me in St. Louis"から19年も経ってしまいました。メンバーはその間にバンド名を変えたり別のバンドで活動したりでいろいろあり、やっとIt Bites名義でリリースされた訳ですけど、あまりにも長すぎましたね。オリジナルメンバーでありバンドのカラーを決定付けていたFrancis Dunneryはいません。John Mitchellが加入しました。「2人の声は似ていて違和感がなく良かった」というポジティブな意見を聴きますが、全然似ていないと思いますし性格もか なり違うみたいです。John Mitchellの声は良いです。個性としてしゃがれた感じがあります。彼がバンドに持ち込んだものは突拍子のないような展開が無くなって、とても落ち着 いたものです。でも、思うのですがもう前作から19年経っているのですから彼らが大人の成熟した音楽を演奏するのは当たり前です。前作 の"Positively Animal"を演奏しますか?止めた方が良いです。そういう意味で本作品は納得がいきます。曲も良いです。John BeckがかなりIt Bitesの音楽性を決定していたのが解ります。John Mitchellのギターは、前任者と比べるともっとロックの魂が籠っているいるタイプではないでしょうか。ロックギターリストです。バッキングもソロも 結構オーバードライブしています。折角新しく再スタートを切ったのだから長続きして欲しいです。曲は押し並べてどれも良いですが、"This is England"は彼らの意地のような曲ですね。