<List>
1. Aqualung
2. Cross Eyed Mary
3. Cheap Day Return
4. Mother Goose
5. Wond'Ring Aloud
6. Up To Me
7. My God
8. Hymn 43
9. Slipstream
10. Locomotive Breath
11. Wind Up
<Member>
Ian Anderson(Vocal, Acoustic Guitar, Flute)
Clive Bunker(Drums, Percussion)
Martin Barre(Electric Guitar)
John Evan(Piano, Organ, Mellotron)
Jeffrey Hammond (Bass)
1971 年リリースの4th。これを聴く前に商業的に成功した"Thick as a Brick"と"A Passion Play"は既に聴いていましてとても気に入っていたのと、Ian Anderson自身がこの作品を高く評価していたこともあってこの作品を初めて聴く時はとても期待を持っていましたが、その時の感想は「つまらない、 がっかり」でした。悪くはないが前述の2作とは連続性を感じないし、Ian Andersonも全然はじけてないように思えたのでした。音もしょぼい。ところが近年の最新リマスター盤を聴いた所、別の作品の様に魅力的に聴こえるの でした。これなら前述の2作と同列の評価が出来ると。これまで、デジタルリマスターで改善著しいと思ったのはこの作品とMegadethの1stです。も し、最新リマスター盤を知らない方がおられたら絶対に買わなければいけません。でも、やっぱり"Thick as a Brick"と"A Passion Play"の方が好きかな。
<List>
1. Battery
2. Master of Puppets
3. The Thing That Should Not Be
4. Welcome Home (Sanitarium)
5. Disposable Heroes
6. Leper Messiah
7. Orion
8. Damage, Inc.
<Member>
・James Hetfield(Vocal, Guitar)
・Kirk Hammett(guitar)
・Cliff Burton(Bass)
・Lars Ulrich(Drums)
1986 年リリースの3rd。このアルバムはあらゆるジャンルの中でも筆頭に記される大傑作。ヘビーメタルというジャンルを好む、好まざるにかかわらず聴くべき、 いや無理矢理にでも聴かせるべき。悪魔主義ではないし、ちゃんと聴いたらリズムもメロディーもハーモニーもあるから。Kirk Hammettは今とは違い変幻自在で巧いし抒情的なフレーズも素晴らしい。レコーディングされているギターリフは全部James Hetfieldなんだろうけどもこの人は難しいリフをいとも簡単そうに弾きます。とてもリズム感が良いのだと思います。このアルバムは最高傑作にして Cliff Burtonの遺作となる訳ですが、彼が大きくかかわったOrionは変拍子を多用しとてもプログレッシブです。長いインストゥルメンタルでも全く飽きさ せません。ギターと思って解釈していたソロがベースソロだったりして驚かされます。Lars Ulrichは、巧いのか巧くないのか良く解りません。レコーディングでは何の問題もないんですけれど。さて、これ以降James Hetfieldはアルバムを出す度にとても歌が上手くなっていくのですが、ボーカル上手すぎるというのはスラッシュメタルというジャンルに限っていうと 必ずしもプラスにはならないのではと思ってしまいます。インストゥルメンタルとのMIXもこれ位がちょうどいいと思います。彼らの1986年の断片はボー カルの未成熟な部分も含めてとてつもなく素晴らしい作品を編み出しましたが、もうこれ以上の作品は望みえないでしょう。Cliff Burtonの損失はとてつもなく大きかった。
<List>
1. Practice What You Preach
2. Perilous Nation
3. Envy Life
4. Time Is Coming
5. Blessed In Contempt
6. Greenhouse Effect
7. Sins of Omission
8. The Ballad
9. Nightmare (Coming Back to You)
10. Confusion Fusion" (Instrumental)
<Member>
・Chuck Billy(Vocal)
・Eric Peterson(Guitar)
・Alex Skolnick(Guitar)
・Greg Christian(Bass)
・Louie Clemente(Drums)
1989 年作の3rdアルバム。Testamentはデビューアルバムから評価が高く、多難を乗り越え今でもバンドも存続していいますが、後にも先にもこれしかな いと思っています。初期の作品はまだ未熟だと思いましたし、デス声を取り入れた最近の作風はすぐに飽きてしまいました。ベイエリア・クランチがとてもカッ コよく決まっています。この作品におけるAlex Skolnickのギターソロもとても素晴らしいです。ファストな曲でもミドルテンポの曲でもとてもバランス良くまとまっていると思います。中で も"The Ballad"のギターソロは傑出しています。5rdアルバムリリース後あたりから、メンバーの出入りがとても激しくなります。オリジナルメンバーによる 最高傑作。
<List>
1. Do Anything You Want To
2. Toughest Street in Town
3. S & M
4. Waiting for an Alibi
5. Sarah
6. Got to Give It Up
7. Get Out of Here
8. With Love
9. Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend
<Member>
・Phil Lynott(Bass,Vocal)
・Scott Gorham(Guitar)
・Gary Moore(Guitar)
・Brian Downey(Drums)
1979年作の9th。彼らの作品群においてもBest3に入る傑作。6thの"Jailbreak"からこの作品までがThin Lizzyの最盛期と言えるでしょう。何よりこの作品の一番の話題はGary Mooreがレコーディングに参加している事。その為、ギターがかなり主張しています。Gary Mooreの後任はさぞ大変だったろうと。どの曲も素晴らしいのですが、ハイライトは"Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend"でしょう。後者は7拍子ではじまりドラマティックで複雑な展開を経て7拍子でフェイドアウトしていく長い曲です。リズム隊がしっかりしているバンドはどれも素晴らしいですね。Brian Downeyは好きなドラマーの一人です。もっと評価されて良いのではないでしょうか。
<List>
1. Homeworld
2. It Will Be a Good Day (The River)
3. Lightning Strikes
4. Can I?
5. Face to Face
6. If You Only Knew
7. To Be Alive (Hep Yadda)
8. Finally
9. The Messenger
10. New Language
11. Nine Voices (Longwalker)
<Member>
・Jon Anderson(Vocal)
・Chris Squire(Bass)
・Steve Howe(Guitar)
・Alan White(Drums)
・William Wyman Sherwood(Guitar, Keybord)
・Igor Khoroshev(Keybord)
1999年作。過去の名作と同じく語られるべき傑作。躁状態にあり、非常にテンションが高い作風です。良い曲の集まりです。新加入メンバーの貢献も多大な のですが、このアルバムではAlan Whiteを推したいです。同バンド7作目のアルバム"Relayer"では「DrumsがBill Brufordならなぁ…」という感想を漏らす方がおられるようですが、それは私もそう思います。でも本作ではAlan Whiteが「ロックにおけるドラム」の理想を体現していると思います。一つ一つの音が非常にクリアーに聴こえ突き刺さってきます。それでいてタイム感が 正確で力強い。あまりトリックを使わずストレートなプレイをするドラマーですが、このアルバムに非常にマッチしています。ですが意外に も"Anderson Bruford Wakeman Howe"の作風に一番近いのかもしれません。最後にプロデューサーBruce Fairbairnが最後に手掛けた作品でもあります。R.I.P.