涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

東洋陶磁美術館:安宅英一の眼 安宅コレクション

2007年05月20日 | 外出・旅行

やじが小学生の頃話題になった「安宅産業破綻」事件。
知っている人は少ないかな。

こんな事件です。
ちなみに安宅産業

会場になっている「大阪市立東洋陶磁美術館」は、
1975年に旧安宅産業株式会社が経営危機に陥り、国宝・重要文化財を含む安宅コレクションが
散逸の危機にさらされました。
文化庁をはじめとする各方面からの要請を受けて、住友グループはコレクションを大阪市に一括寄贈、
それをもとに1982年に開館したという美術館です。
勿論、建物も住友グループの寄付です。

近年、韓国陶磁の名品を含む李秉昌氏のコレクションも所蔵に加えています。

コレクションは、国宝・重要文化財などを含め総数965点・(住友グループが寄付した)総額は151億円といいます。
これも大変なお宝ですが、
なにより、“気品であり・静謐さであり・峻烈さである(図録の言葉)”との基準で選択された収集品はみな素晴しいものです。
コレクター故安宅英一氏の趣味が行き届いた収集です。
安宅英一氏(1901~1994)、は旧安宅産業の会長でした。
彼に美術館を造ろうという考えがあったかどうかは分かりません。
収集の途中で、会社が経営危機に陥ってしまったからです。
1977年に会社は実質上倒産しましたが、「社費で」購入されたコレクションは、住友銀行の担保として残りました。
(151億円という金額は、コレクションの担保価値のようです。)

、“陶磁器は、自然光で見るべきもの”との考えで設計され、ここでは、自然光を採り入れた展示がされていました
なんでも、やっと手に入れた陶磁器を税関の蛍光灯の下で見てがっくり、
家に持って帰ってみてみると、あまりの素晴らしさにびっくり。
それ以来、自然光の元での展示を目指しているそうです。

シャッター音を切り、ストロボを発光させなければ撮影は可らしいのです。

韓国のすばらしい陶磁器がたくさん展示されています。
中国陶磁器も多く展示されています。

どちらかというとやじは青磁、白磁が好みかな。
  

  重要文化財の三つの作品。他にも沢山の重文が。

国宝の天目茶碗。
秀吉の息子が所有していたとか。  

  
こういう翡翠色の磁器がいいな~。

全作品を観るのに2時間はかかりました。
詳しい知識はありませんが、楽しめました。

元カレとはその後コーヒーを飲んで別れました。
カレはおけいはんで京都の五条へ、
やじは地下鉄・近鉄で奈良へ。

そうそう、お土産に551の蓬莱で豚まん、しゅうまい、肉団子を買って帰りました。
難波の551の蓬莱は長蛇の列。数件となりにも蓬莱(551とは別の店)があるけれど閑古鳥が鳴いています。
味は全然ちがいますから。
あふれる肉汁、腰のあるもちもちした皮、どれをとっても極上です。
2個280円で腹いっぱいです。

「美の求道者・安宅英一の眼」展
会場: 大阪市立東洋陶磁美術館
スケジュール: 2007年04月09日 ~ 2007年09月30日
住所: 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1-1-26
電話: 06-6223-0055 ファックス: 06-6223-0057 

 

 

 


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