
先週末、近所で「古印最中 桜」を見つけました♫
毎月2度、こちらに届く、足利市、香雲堂本店の「古印最中」。
いつも楽しみにしています。
「桜の古印は、今日初めて、届いたんですよ」とのこと・・・嬉しい♫
ワタシの前に買っていらした、高齢の紳士も、
「桜は、珍しいですね・・・春らしくて良いですね」と、
声を弾ませておいででした。

さて、古印の最中。
お店のある足利市は、古くから、学問の中心だった足利学校で知られ、
それにちなむ、古い印章の最中だから「古印最中」・・・
最中に刻まれた文字は、足利ゆかりのものばかり、
いろいろな種類があります。
「桜の古印」を開けてみたところ・・・
うきゃああっ!
「禄寿応穏」・・・
↓「北条家・虎の印」ではありませんかっ!!

禄寿応穏(ろくじゅおうおん)とは、
「領民の禄(財産)も寿(命)も穏やかであるように」という
小田原北条氏に、代々受け継がれた、信条です。
足利学校も北条家ゆかりですから・・・!
去年のちょうど今頃
両毛エリアを旅し、↓足利学校を訪ねるのを楽しみにしていました。
ところが、足利学校は修復だったかで、クローズ!
・・・涙しました。

(2019年3月撮影の足利学校)
いやいや、「古印」ですよ、今日は「最中」の話!
お煎茶によく合う、古印の最中、とにかく、餡子がおいしいんです。
最近のスタンダードでいうと、甘みが強いと思います。
それでいてベタベタしない、上品な甘やかさで・・・
夫と二人、たちまちファンになりました。
(もちろん、この足利の旅でも、香雲堂本店へ出かけました♫)
さて、この桜・最中。
皮は桜色、桜の葉を餡と皮に混ぜたというだけあって、
包みを開ける前から良い香りが漂います・・・

口に含めば、ほんのり桜味・・・
・・・・・・
・・・・・・甘い・・・とにかく、甘い・・・(ちょっと飽きる)
う~ん、残念ながら、ウチは、いつもの餡子の「古印」の方が好きかも・・・
でも、これは季節ものですからね、はい。
春の香りを楽しみながら、ありがたくいただきました。
こちら、「古印最中 桜」は四月上旬までの限定販売だそうです。
美しく咲く桜を愛でながら、お煎茶はいかがでしょうか・・・
といった風情の、「古印」らしい、品格のあるお菓子でした。

今頃なんですが・・・
去年の旅で足利学校がクローズだったことが、悔しくて、悔しくて・・・
というのも、ただいま、↑富樫倫太郎「早雲の軍配者」(中公文庫)を
読んでいるからなのです。
こちらは、主人公・小太郎が、北条家の軍配者となるべく、
足利学校で学ぶ青春小説でもあります。
夢中になって読みながら、どんどん足利学校への思いが募ってしまって・・・。
いつか再び!
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お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
勝手ながら、ただいま、コメントをご遠慮しております。