
「蔵の街って聞いてきたのに、
蔵がないよ~」
そう嘆いたのはハルさん(渡部豪太 )。
カフェ巡りインフルエンサーです。
ハルさんを泣かせた、横手市増田。
秋田への夏の旅で、
わたしたちもを訪ねてみました。
増田は雪国・秋田でも指折りの豪雪地帯、
そして古くから物流の拠点。
商人の街として最盛期を迎えた
明治・大正・昭和の建物が
令和の現在でも残っています。
(↓)コチラは吉永小百合さんの
JR「大人の休日」CMで使われたとか。

ハルさんを泣かせた「蔵」は
なんと「鞘(さや)」に覆われた「鞘付土蔵」、
(↑)のように、屋敷の中にあるんです。
この土蔵を増田では
「内蔵(うちくら)」と読んでいます。
たとえば「国登録有形文化財」の
旧小泉五兵衛家、
(↓)現・漆蔵資料館を見ると、
立派な内蔵の入口を入れば・・・

(↓)奧に主人の居室です。
増田の「内蔵」は、たいていそうなっているそうです。
「内蔵」を生活空間として使う点が
増田の蔵は、特別とされる理由だとか。
小泉家は、味噌醤油を商い、
戊辰戦争では増田一の御用金を納めたそうです。
戊辰戦争とは!おそれいります(←歴史好き♥)

2階にも上がれます。
1階も2階も、
木材部分は一部を除き、漆塗りです!

(↓)内蔵の周りもぐるりと回れます。
屋内なので雪に埋もれる心配もありません。

(↓)ちゃんと明かりとりのための
窓だってついています。

冬の間、雪に閉じ込められる土地なだけに
雪に対応できる
大きな空間が用意されたのでしょう。
そういえば、外に出なくて済むように、
家の中に井戸も掘られていました。

増田の街並みには
「内蔵」をもつお宅が、いっぱい!
この家々が蔵を隠し持ってwいるわけです。
実際、今も、増田の人たちは
内蔵のある家で、暮らしています。
とっても、とっても良いなぁ!
長い歴史のある住宅で暮らすことは
ご苦労も多いでしょうが、
うらやましいなぁと思います。

さて、冒頭で嘆いたハルさんも、
無事、お目当ての「ふるカフェ」に巡り会えました(↑)
わたしちが訪ねた日は、
このカフェの定休日。
がっかりしたものの・・・
おかげで、素敵なカフェと出会えました。
その話は、いずれまた・・・
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おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
もう午後ですが・・・
どうぞ「優しい風が吹きますように」
ステキな旅をされていますね。
増田という町は知りませんでした。
座敷蔵の用途もそこでの暮らしも興味深く拝見しました。
いつか、鉄道の旅の二周目で、あるいは単車で訪ねてみたいと思います。
写真もキレイで魅かれますね。
これからも色々と教えてください。
そんな、そんなお教えするなど畏れ多いですが、
これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
増田は素敵な街でした。
もっとゆっくり歩けばよかったなぁと、今、後悔しています。
酒蔵もありますので、どうぞ、いつの日か、おでかけくださいませ♫