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幻想曲「さくらさくら」♫

2020-04-11 | おとなのピアノ
朝な夕なに、窓から眺めていた大木の桜も、すっかり葉桜です。

今年は、新型コロナウイルス・感染予防のため、自粛が求められ・・
のんびり、お花見というわけにもいかず・・・
ピアノで桜を楽しんでいました♫

平井康三郎作曲、「幻想曲『さくら さくら』」です。



おなじみの「さくら さくら」のメロディーが、さまざまにアレンジされ、
ピアノ曲なのに、お琴や太鼓、笛の音が聞こえてきて・・・
なんだか、時空を越えて、桜を眺めている気分に・・・




岡本かの子に、次の歌があります。
(最近は教科書にも載っているらしい)

「桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命(イノチ)をかけてわが眺めたり」

(桜の花が、日本で、古来から愛されてきたのは、精一杯に咲いているからだ。
だから、私も精一杯に桜を眺める)



「幻想曲『さくら さくら』」は、この歌に通じる気がしています。

命の限りに咲く桜、古来から、そんな桜を愛してきた日本人。

太鼓や琴の音は、祖先以来の桜を愛でてきたイメージで・・・
桜が必死で咲く姿に応え、私たちも精一杯に見つめる・・・
それは、私たちも必死で生きているから・・・




今年は新型コロナウイルスの流行で、
日々、日常のありがたさ、生命(イノチ)の重さを考えさせられています。

それだけに、私は、この曲を弾いていると、
桜の生命の叫びが聞こえてくる気がしてなりません。
その叫びは、私自身の生命の声でもあるわけで・・・

弾き始めると夢中になってしまいます・・・



・・・といって、私のピアノゆえ、頭と指は別物!
実際は、ヨタヨタ・・・必死で音を追っているだけで・・・
とても、思うようには弾けません。

でも、来年も、また再来年も、命ある限り、
桜の時期に、この曲を弾きたいと思っています。
それこそ、人生をかけて完成(?)させましょう・・・

葉桜となり・・・この曲とも、そろそろ、お別れのつもりです・・・

来年は、今年よりも、上達していると信じ・・・w
精一杯咲く桜を一生懸命眺めましょう・・・
そのとき、私は、マスクなしで、明るく笑っているはずです!

(「幻想曲『さくら さくら』は動画がたくさん投稿されています。
ピアニスト・近藤由貴さんの演奏は、お着物姿の演奏で素敵です)



「緊急事態宣言」発令・4日目・・・

皆様も、我が家も、どうか、今日の日を無事に過ごせますように。
この週末、感染を決して広げることのないよう
「人との接触8割減」を、お互いに、心がけてまいりましょう。

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お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
勝手ながら、ただいま、コメントをご遠慮しております。

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