リスタート！～おとなのピアノ

新年度の始まり。

皆さまも、希望や決意をお持ちでしょう。

どうぞ、ご活躍を！

・・・わたしの決意は、

おとなのピアノについて。

どうぞ、聞いてやって下さいませ。

（冒頭画像は、ブルース･リウコンサートで撮影した

憧れのファツィオリ＜Fazioli＞)

子どもの頃、数年間ピアノを習い

今もピアノのレッスンに通っており、

10年ほどになるでしょうか。

ドビュッシーの「月の光」や「前奏曲」、

大好きなショパン様を、ヨタヨタと弾いてきました。

どれも中級クラスの曲です。

がっ！

初級、いや入門クラスから

リスタート、

やり直すことにしました。

きっかけは、昨年の夏、

長く見ていただいた先生が

お辞めになってから。

先生は言い残されました。

「今度のマリコ先生（仮名）は、

バリバリにクラッシックの方なので、

ちょっと大変かもしれません」

その通りでした！！

マリコ先生のレッスンは

ダメ出しの連続。全然、先に進みません。

凹む、凹む・・・

ピアノのレッスンが近付いてくると、

お腹が痛くなっちゃうほど・・・

「趣味をストレスにして、どうするんだ！？」と

夫にも、呆れられました。

とうとう・・・

2月の末のレッスンで、

イイ年をして恥ずかしいのですが、

途中で涙ぐんでしまったのです。

先生も、困り果てられ・・・

「ぴあ野さんと私は合わないのかもしれませんね。

別の先生に替えられても構いませんよ」と。

・・・といっても

別の先生のレッスンは、曜日が合わず。

（とっくに調べてあった）

とりあえず、

3月末で辞めようかな～

そう思い始い始めた矢先。

年に一度の調律で

調律師さんが、いらっしゃいました。

毎年おなじみの、穏やかな男性です。

この方が、調律中に弾かれる音色は

いつも、キラキラしていて胸に染みます・・・

はじめて、バッハの「平均律クラヴィーア」が

聞こえてきたとき、素敵すぎて

鳥肌が立ちましたもん。

この日、

調律後のお茶タイム。

「ぴあ野さんは、

今、マリコ先生のレッスンなんですってね」

と、調律師さんが、おっしゃいます。

なんと、調律師さんは

調律を始められてから、ピアノを習い、

その最初の先生が、マリコ先生だったのだとか。

「当時、マリコ先生は大学を出たばかりでしたが、

しっかり教えてくださいました。

また見ていただきたいんですけど、

お忙しくて、無理みたいなんですよね・・・」

・・・ってことは、

調律師さんの、あの美しい音色は

マリコ先生が基礎を教えられたってこと！？

・・・・・・・

「イチからやり直そう」

そう、決めました。

さっそく、マリコ先生に、ご相談し、

新しい教本を、選んでいただき・・・

月に2回のレッスンも、

15分伸ばし45分に。

その分、月謝も上がってイタいけれど😥 

年齢から言っても、

できることは、今しなければ・・・

実は・・・

大人になってからは

ピアノを習っていたといっても、

長いこと、エレピ（電子ピアノ）を弾いていました。

去年、全面的に生ピアノを弾くようになってから

自分の音がひどいな、と

痛感していたのです。

エレピって、上手に聞こえますからね～。

エレピで悦に入って、ろくに基礎もないまま、

難易度の高い曲に向かっていたのだから

そりゃ、限界があります。

九九のできない子どもが

数学に取り組むようなもんですなｗ

もちろん、悩みました・・・

私にだって見栄っつうもんが、

ありますからね～😓 

でも、そんなちっぽけなものを捨ててみたら、

すっかり楽になりました。

いや、「たやすく弾ける」ってことじゃないですよ。

相変わらず、マリコ先生からはダメ出しばかり。

入門の練習曲だろうと、

レッスン一回でパスさせてはもらえないので、

ちっとも、先に進みません。

かえって、先生に指摘されたことに

忠実であろうとすると、

ますます弾けなくなる感じです。

でも、「しょせん、こんなもの」と

腹をくくっているので、

辛くなくなりました。

これは、本当のこと。

それでも、

自分の好きな曲も、弾いています。

今のところ、マリコ先生にはナイショ。

ダメ出しされるだけですからね、

こちらは自学自習😉 

いつか、わたしの弾くピアノで、

耳に入ってくる音と、理想の音とが

一致したら良いな・・・

そんな日がくることを願っています。

★長々とおつきあいいただき、

どうもありがとうございます★

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坂本龍一氏の訃報。

去年12月のオンラインコンサートは

お辛そうでしたが・・・

素晴らしいピアノでした。

昨夜は、坂本氏の演奏を聴きながら

やすみました。

合掌。