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尾崎家とタカセのケーキ

2017年11月29日 | 尾崎豊



 尾崎家とタカセのケーキ


 
 “尾崎豊が愛したタカセのケーキ”として度々話題に上がる大正9年創業の老舗洋菓子店「タカセ」のホールケーキ。

 尾崎豊の父親である健一さんの著書「尾崎豊 少年時代」より、尾崎家とタカセのケーキとのエピソードを紹介させて頂きます。






 バースデーケーキ



 我が家は、誕生日がみんな近くに固まっているんです。
 
 私が12月6日、母親が10月24日、康が11月2日、そして豊が11月29日ですから、だいたい射手座からさそり座に固まっているわけです。
 
 だから、全員の誕生をそれぞれお祝いしていたら煩わしいんで、どこかでまとめて祝うことにしていました。
 
 母親・兄貴・豊・父親の順番ですから、真ん中でもあるし子供だしということで、たいがい康の11月2日か豊の11月29日にやっていたんです。


    


 それで、誕生日のお祝いには、タカセのケーキがなくちゃ始まらない。池袋の東口にあるお菓子屋さんでね。

 そこのケーキがみんなのお気に入りだったんです。
 
 その頃、私は六本木の防衛庁に勤めていましたから、帰りに池袋でケーキを買って、西武池袋線で帰るんです。
  
 ケーキをテーブルの真ん中に置いて、お母さんの主導でハッピーバースデイの歌をみんなで歌わないとダメなんです。
 
 「歌って、歌って」とお母さんに言われてね。
 
 それが終わるとロウソクを吹き消して、ケーキを切って食べるんですが、ケーキの切り方でも「オレのほうが小さい」「人形はオレのものだ!」とかがあったりしてね。
 
 まぁ、にぎやかにやってましたよ。
  

――「尾崎豊 少年時代」(尾崎健一・著)



 なお、尾崎がときわ台に住んでいた時は、ケーキは同じ板橋区内にあるタカセ板橋店で買っていたようです。

 尾崎は、タカセのシュークリームもお気に入りだったとか。




   


  
【出典】「尾崎豊 少年時代」「タカセ 池袋本店」「尾崎豊も愛した池袋タカセ
    「弟尾崎豊の愛と死と
 

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