14年目の「ウルルン滞在記」今秋終了へ(スポーツニッポン) - goo ニュース
先日、同じTBS系列で、土曜のプレミアタイム時間で17年間放送されてきた、「ブロードキャスター」が9月末で番組終了するとの報道があったばかりでしたが、日曜日の同時間帯で、これまた「人気番組」であった「ウルルン滞在記」までが、残念ながら9月限りの放送終了になるとは、思っても見ませんでした・・・・。
とくにこの番組は、若手俳優や人気タレントを起用して世界各地に出向き、異文化と触れ合う様子を伝えるドキュメンタリータッチの番組で、日曜夜のこの時間帯では「看板番組」を担うほど長年お茶の間で親しまれてきました。
番組のコンセプトは、「出会ウ」・「見ル」・「泊まル」・「体験(たいけン)」の4つで構成されており、出演者の涙あり、笑いありのホームステイ生活を伝える番組内容が好評で、2001年(平成13年)12月のスペシャル放送では最高視聴率21・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、長年にわたって人気を維持してきたのです。
これまでの番組出演者は、450人以上を数え、150カ国以上を訪問したとのことで、番組関係者は、この度の終了理由について「放送14年目を迎え、番組もひとつの役割を終えた感があり、ひと区切りつけることにしました」と説明しているそうです。
番組は、スタート時から一貫してフリーアナウンサーの徳光和夫さん(67)がメイン司会を担当し、石坂浩二さん(67)がレギュラー出演し、アシスタント出演は高橋由美子さん(34)をはじめ、相田翔子さん(38)、酒井美紀さん(30)、木佐彩子さん(37)、久本雅美さん(49)ら、人気女優・タレントが代々務められました。
この番組が「人気番組」となった要因が、俳優であり数々のナレーションでも知られる下條アトムさん(61)の独特のイントネーションの語り口で、「出会ったぁ~」などのセリフで多くの視聴者に親しまれたのです・・・・。
放送13年目の昨年4月、「ウルルン滞在記 ルネサンス」とタイトルを変更し、セットや出演者などの大幅リニューアルを敢行。番組ナレーションを松尾スズキさん(45)にバトンタッチし、今年4月に「ウルルン滞在記2008」とタイトルを再変更し、番組の放映を続けていました・・・。
とにかく、出演する若手俳優や人気タレントの「演出」の全くない、素の人間性が如実に現われた番組で、年2回の「再会スペシャル」は2時間に放送を拡大し、それもまた「感動」を覚えました・・・。
しかしなから、周囲を取り巻く環境は放送開始時から大幅に変貌を遂げ、ライフスタイルの変化やインターネットの普及もあり、近年の視聴率低迷が避けられない状況だったのは否めません・・・。とかく「身近」に、他国の民衆の生活の様子が良く分かる番組として、大人気の番組だっただけに、終了を惜しむ声が多く聞かれるようです・・・。
「ウルルン滞在記」終了は、本当に(ToT)ウルルンです・・・・。