僕の生活は、朝起きて通勤列車に乗り会社へ出勤し、自分の仕事をこなし、上司におべっかをつかいつつ、派遣の女の子に意味のない目配せをしながら、部下に命令をするけど箴言は聞かないという、そんなサラリーマン生活の典型のようなものだと思います。とはいえ、さすがに週末が近づくにつれ疲労は溜まり酒を飲み過ぎていて飯を食うのもやっかいなほど内臓が痛んでくるものです。
家に帰ればさて、葉巻をふかし上級な酒をなめ、どこかの女を抱くことになるのです。ここでいう女というのが大変表現にこまりますが、その辺にいる女、学生なのか知らん、旦那さんに不義理をしている人妻なのか知らん、昼間に謎の目配せを交わした派遣社員なのか知らん。要するに誰かを抱くのであります。抱いて何かをするとは限りません。抱いたまま朝まで寝ちゃうこともあります。特になにかをしたいわけではありませんからそうなっちゃうこともあるわけです。
葉巻も上級の酒も僕の気持ちを鎮めるためには必要不可欠なものであります。徐々に睡眠薬が効いてきます。僕は風呂上がりの体をごろりとベットに横たえて、夜毎の美女を優しく抱きます。
そんな毎日に飽き飽きしている最中の6~7月はちょうど異動の時期となり、果たして僕はどこに行くのやら。本社であるのはわかっているのだけれど、最終的な決定はこれからです。あと2~3週間はこんな生活が続くわけです。
2012/5/27 16:28 亀戸 LYNX