ジャン・パトウ

JEAN PATOU のJOY。誰がおいていったのか、そうあの子だと思う。香水なんて興味はないのだが、JOYにだけはこだわりがあって、つけてもらいたい子には必ず贈ることにしている。
むかし、ノーマジーンがシャネルの5番を自らのネグリジエだと笑いながら話した。オウドリ・ヘプバーンはジバンシーとタイアップしてた。ではジャンパトウは。
ヴィヴィアン・リーである。
僕はこの女優さんにトリコになった時期がある。16～18才がそうだった。ワラールーブリッジは興味なく観た。アンナカレニナも欲望という名の電車もなんとなく観た。
しかし僕にとってのヴィヴィアン・リーとは風と共に去りぬの最初のころ、廻り階段の途中でそっと立ち止まり居間を見渡す、気位がたかく、役の上ではいけすかない、少女期のおんなである。役名はスカーレットオハラだったか。

いまでもたまに想像するのだ。彼女が死期の迫った6畳一間の芝居小屋の予備室で、病咳により見る影もなくなった首筋や手首などにこの香水を滴らす、かつての女優の少女っぽいしぐさを。

明日、あの子にかえそうか。いやどうせまた来るのだろうから、その時まで、そっとそのままにしておくことにしよう。

黄金週間

今週末から始まる恒例の長期休暇、今年はどうするかな。旅行に行くだけの資金がないし、行きたいところはたくさんあるんだけど、さてどうするかな。腕時計のいくつかを質に出すか。

5月といえば鯉幟と「五月病」。ここ十五年、そんな馬鹿げた余裕のある新入社員なんているわけないさ、なんてあまく見積もってたけど、どうだろう。ここ数年、特に今年は景気がよい。飲食店やアパレル産業の景気がよいのだからこれは本物だと思う。ここで車や住宅に金が向けば好景気が確定なんだろうけど、ね。もうそっちの方には興味がないといった、ちょっと昔の欧羅巴の空気すら漂うここは現代日本だから、べつの何かに金がまわりそうな気がする。旅行、健康。萌えとか・・・

北海道にでも行ってみるかな。千歳から富良野、美瑛から旭川、滝川を通って札幌、石狩経由で小樽。小樽から岩内、寿都から長万部、椴法華を通って函館で道央道南一周か。1週間じゃあちょいときついか。

とにかく食う

深川ギャザリアの陳建一麻婆豆腐店に来てみた。このショッピングモール、家からだと車で15分、バスでも30分の日常買物圏なんだけど、休日はとにかく混む。人ごみは嫌いだからなんとなく避けてきたけど、今日の僕はなんだかおかしい。

どうせフランチャイズなんだろうし、大したものを出すわけではあるまいと、たかをくくってた僕が甘かった。麻婆豆腐は大辛だったけれども。今回は味を云々書きたくない。まずは接客、調理、給仕のタイミング、どれをとっても一流にちかい。たかだかショッピングモール内の1000円の料理を出す店だよ。

この陳建一というおとこ、料理も経営も一流なんだなと思った日曜の昼下がり。

しっかし混んでるな・・・

明日は晴れるか

内幸町で友人の出演する芝居をみてきた。芝居嫌いなおいらだけど、まあ、たまにはいいもんだ。友人もこれで少しは芽がでるものか。芸歴十年超えて現役の劇人だけど、憧れの声優へのみちがひらけたというだけで、実によろこばしい。
頑張ってくれ。ずっと応援してるからさ。

そういえば都知事選で石原が当選したね。これもまたよろこばしい。対抗の浅野が弱すぎただけなのかな。まあ、浅野が都知事になって、おかしな不法外国人を優遇野放しになんかされたら東京はぐちゃぐちゃになってただろうからね。都民も、地域によってはまだまともなんだなと思った次第。
おいらはどちらもアレだからドクターに投票しようと思ってたんだけど、いざ投票会場に入ると正気に戻ったね。つらーっと候補者名をながめると、まともな奴がいないじゃないか。仕方なく比較的まともな石原に投票してみました。

まああれだ、明日もあさっておいらが死ぬまで、人間一般社会全般、晴れるといいな、おいらも含めて。
さて明日から頑張ろうっと。

支那麺はしご

さてこの担々麺（だんだんめん）極辛、旨いか不味いか。どうでもよいことだが。まあ、悪くないのではないでしょうか。

付け合せの沢庵の細切りが旨かった。