水間条項―国益最前線 (旧)

ジャーナリスト・水間政憲のブログです。

《23:「知られざる反日包囲網を撃つ!」SAPIO連載第4弾よりと解説》

2010-03-29 21:49:33 | S A P I O
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《23:「知られざる反日包囲網を撃つ!」SAPIO連載第4弾よりと解説》




筆者はこれらの裁判の目的が、勝訴よりも裁判を通して“中国の政治宣伝”に重きをおいていると思えてならない。

 なぜなら、学術的に破綻している歴史認識問題は、日本の反日メディアといえども「放送法」や「新聞報道倫理規定」に抵触して報道できないが、しかし、裁判所に提訴したとなると、「事実報道」として報道できる抜け道があるからだ。

 最近のニュースで見ると、『毎日新聞』(07年1月26日付)の「被害者48人賠償提訴、チチハル毒ガス『対策怠った』」がある。この提訴は、『筑紫哲也ニュース23』も詳報していた。

 提訴の内容は03年8月のチチハルでの「毒ガス事故」に対する被害者への補償を求めるものだが、日中間では被害者補償として、日本が中国に3億円支払って、終結した問題だ。

 この訴訟については、「毒ガス被害者をサポートする会」という組織も支援している。

 指摘しておきたいのは、これら国家賠償裁判では集合場所に衆参議員会館の会議室が利用され、共産党、社民党、民主党の国会議員なども出席していることだ。中国の“政治宣伝工作”としか思えない集会に血税で運営されている「衆参議員会館会議室」が利用されていることに国民は納得できるのであろうか。

 反日団体が日本の裁判所の判決に敬意など払っておらず、政治的パフォーマンスに過ぎないことを知る例は他にもある。

 例えば「ノーモア南京の会・東京」。この団体では、南京攻略戦に従軍した日本兵・東史郎氏の日記で「南京大虐殺」の証拠として日中で話題になった「東史郎日記」を真実として今も学習会などを開いているようだが、「東日記」は「(*4)郵便袋虐殺事件」裁判で、00年1月、日本の最高裁判所が虚偽と判断したものである。ちなみに、東氏は、02年の中国の教科書でも写真付きで人権派の英雄のように紹介されている。

 中国にとっても、それと連携する日本人にも法治国家の認識はなく、利用できるものであれば真偽など関係ないのである。

(*4)「東史郎日記」を引用した本の中で「南京事件」の虐殺者と書かれた東氏の上官が東氏と本の出版社を訴えた訴訟。東氏は上官が郵便袋に中国人を入れて虐殺した旨を記しているが、当時の郵便袋の大きさでは不可能だった。

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●この項のポイントは、日中の歴史認識問題を中国が政治問題化させるしたたかさです。

中国は、使えることが出来れば裁判所でもなんでも利用する姿です。

そこには、日本人の道徳観など一切通用しません。あるのは損得のON・OFFのスイッチだけなのです。
また、たとえそれが歴史検証で破綻していても、政治宣伝に利用価値があるものであれば、日本人支援団体と大騒ぎすることで、マスメディアに取り上げさせていることです。

仮に、「スパイ防止法」が制定されていたなら、請求根拠のない提訴に係わった日本人支援団体は、当局の捜査対象になることでしょう。

●中国産毒餃子事件当時、フジテレビからコメントを求められ、ビデオ出演しましたが、そのとき問題になっていたのは、「密封」された冷凍餃子に何故「メタミドホス」が混入したのかが争点でした。小生は、「製造工程の打ち粉の段階であれば、皮と具に混入することもあるのではないか」と、コメントしたと記憶しています。

今回の犯人は、「注射器」で刺して混入させたと証言しているようですが、それでは、真空状態のパックの「冷凍餃子」にメタミドホスを混入させることができません。

それ故、今回、犯人が犯行を自白しても、中国産毒餃子事件の解決にはならないのです。
中国側の発表は、政治決着を策してのもので、真相究明にはほど遠いのです。

中国政府と犯人の間に、どのような約束事があるのかは判りませんが、今後、犯人がどのような刑罰を受けるのか、「死刑」か「懲役刑」かで真相が透けて見えてくることもあります。

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■ いよいよ陸川監督の「南京!南京!」(南京虐殺30万表示)が、4月に日本国内で上映されることになりました。それを迎撃することと、並びに、6月に訪中する鳩山首相の南京大記念館訪問と鳩山政権承認の賛否投票を兼ねたお祭りを実施中です。
いずれも反対の方は、『「南京事件」の総括』(小学館文庫)の解説で、櫻井よしこ先生が「日本再生の力を生み出し、日本国の名誉の回復につながる貴重な書… この書を日本人全員に読んでほしいと願うものである。」と絶賛されていることを尊重し、投票書籍を同書にしました。尚、投票結果がデイリーランキングで客観的に確認できるように、紀伊國屋書店ネット販売への集中をお願いしております。また、南京問題を終結させた資料を満載の『南京の実相』〔国際連盟は2万人虐殺すら認めなかった〕(自民党歴史議連監修、日新報道:推薦文・故中川昭一先生、平沼赳夫先生、島村宜伸先生)を、座右の書にして戴ければ幸いです。
◆ 紀伊國屋書店ネット購入URLは《http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4094060022.html 》です。

■政治家:戸井田とおる先生のブログ「丸坊主日記」と連携しています。http://blog.goo.ne.jp/toidahimeji/

■ ニューヨーク在住の邦人の方が「頑張れ!日本」の思いで、立ち上げられたブログ【WE LOVE JAPAN!】です。
http://applecosmos.blog123.fc2.com/

*日本で報道されていない、ニューヨークの日常的ニュースなどもコメントされています。

※添付した写真は、久し振りに見た満月です。

【ネットだけ転載フリー(写真不可)】ジャーナリスト・水間政憲 http://blog.goo.ne.jp/mizumajyoukou

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★3月19日から4月10日まで、政治史に刻まれるであろう、『「過去現在未来塾」発足記念講演会』の公的な情報を拙ブログから発信することになり、あらぬ誤解・歪曲・嫌がらせを一切排除する為に、個人的御支援に関することは不掲載としました。
尚、上記期間中は、個人的な発信に関しましても同等に対処しますので、宜しくお願いいたします。

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