はと@杭州便り

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新婚旅行(美瑛~十勝岳温泉)

2006-06-15 17:57:42 | 北海道旅行
朝起きたら、相方が不敵な笑みを浮かべている

相方がしきりに
「使ってしまったのよ~
「とてもいいの~~~!」とコーフンしているブツは、トイレのウォシュレット

京都の実家にもあって、「これ、何??」と聞かれたのだが、その時はめんどくさかったので「あ~、いいよ。使わなくて」とお茶を濁して教えてやらなかったのだが、
今朝、ついに使い方に目覚めてしまったらしい…
そして、感動している。

ちなみにウォシュレットに感動するのは、中国人だけではない。
アメリカやヨーロッパでも少ないらしく、日本に来た欧米人の皆様も感激されるそうである。
っつーか、ウォシュレットがこれだけ普及してるなんて、日本くらいのモンだろう。
別に無ければ無いで生活できるけど、あったらやっぱり嬉しいウォシュレット。
相方が早速値段を聞いてきたので、
「お土産にウォシュレット持って帰るのだけは、やめてね。」と一応クギを刺しておいた。

今日は美瑛で丘めぐりをして、富良野から十勝岳温泉へ行く予定なのだけど、
相方が昨日あたりから疲れ気味なので、朝はゆっくり11時近くまで宿で休憩。

私は大学の時にも美瑛に来たことがあるのだが、当時の美瑛は富良野ほど観光地化されてなくて、どちらかと言うとのんびりした風情の町だった。
確か駅前に一軒だけぽつんと立っていたレストランでランチを食べて、それがすごく美味しかった記憶があるのだけど、駅前に行ってみると建物が増えて商店街みたいなのができていて、びっくり

おまけに、商店街のメインストリートには中国語の垂れ幕(繁体字)がかかり、駅にも中国語のバス路線図が…。
ここ数年、北海道を訪れる香港や台湾の観光客が増えていると聞いてはいたけど、
美瑛にも中国系観光客が確実に増えているらしい。

しかし、メインストリートの垂れ幕が、なんかヘンだ。
「歓迎 ni来了」
って…。
相方:「別に意味は通じるけど…。」
私:「『歓迎』と『ni』の間があいてるのがヘン。これだったら『美瑛 歓迎ni』とか『歓迎光臨 美瑛』とかにすりゃいいのに…」

杭州の街中にもヘンな日本語の垂れ幕あるから((誤)レツャー→(正)レジャーとか)、日本側のことは全っ然言える立場じゃないんだけど…

昨日のバスは狩勝峠から富良野経由だったのだが、まだラベンダーは全然咲いてなかったので、シンプルに丘の風景だけを楽しむことにする。
レンタサイクル屋さんで自転車を借り、荷物を預けていざ出発~
新栄の丘~美馬牛~拓真館を目指す。がっ、
風が、風が強すぎてなかなか前に進めないっ

思い出した。
以前来た時もそうだったけど、美瑛の丘めぐりってロマンチックな景色に似合わず、アップダウンが多くて全行程まわるのはかなりキツかったのだ…
しかも天気はいいのに風が強くて、今朝も風の音で目が覚めたくらいだった。
向かい風の中、上り坂を上りきれず自転車を押して歩いて上る。
しかも地図がわかりにくくて、途中何度も道に迷いながらようやく新栄の丘に到着。

新栄の丘からの景色は素晴らしかったけど、観光バスで来た修学旅行生とおばちゃんツアーで一杯だった。
ツアー客は15分もすればいなくなるので、休憩してから、丘の景色を楽しむ。
まだ一つ目の目的地なのに、上りが続いて2人とも既に息があがっている

途中一人旅の女性と一緒になり、再び自転車で美馬牛駅へ。
美馬牛駅の近くで遅めの昼食をとってから、美馬牛小学校の後ろを通って四季彩の丘へ。

ここで全コースの3分の1強だったのだが、向かい風はますます強くなり、空も雲が多くなってきた。
拓真館まで行きたかったけど、戻るのに時間がかかるし、相方も今日はお疲れ気味なので引き返して美瑛駅まで戻った。

レンタサイクルのお店で10数年前にランチを食べたレストランの名前を言ってみると、今も駅前から少し歩いたところで営業されているとのこと。
JRの時間まであと1時間あったので、早速そのレストランに行ってみた。
ランチは終わっていたけれど、ティータイムで営業されていたので、洋ナシのパイとアールグレイティーを頂きながら、昨日釧路湿原で買ったタンチョウ型のハガキを両親宛に書く。

大学3年の夏、炎天下の中遺跡の発掘調査のバイトでためたお金で、友達5人と来た美瑛。
まさか10数年後に、今度は中国人の相方と来ることになるとは…。
ホント、人生何が起こるかわからんものである

午後4時過ぎのJRで上富良野へ。
JR富良野線のアナウンスは、ナント日本語、英語、中国語の3ヶ国語!!
…やっぱり中国系観光客が、増えてるんだなぁと実感

美瑛と違って、上富良野駅前は恐ろしいほど誰もいなかった。
十勝岳温泉行きの町営バスの停留所で、本当に来るかどうか不安になりながらバスを待っていると、定刻どおりにバスが来た。
乗客は私達、もう一組温泉に行くカップル、下校する小学生一人、の5人である
(観光オフシーズンにはこのバスは小学生一人のための登下校送迎バスと化すと思われる。)

ちょうどバスに乗った頃から天気が崩れてきて、風もますます強くなり、
約40分後、バスを降りた時にはもう、横なぐりの雨で吹き飛ばされそうになりながら、目指す国民宿舎にチェックイン。

国民宿舎なのであまり期待してなかったのだが、数年前に改築したばかりだそうで、総ヒノキの大浴場でゆっくり体を温めて、もう大満足~~

やった~~~~!!温泉だ~~~~~!!!

ふと見ると、相方も目をウルウルさせて喜んでいる。
中国人は人に裸を見られたりする習慣がないので、大浴場とか大丈夫かな?と思っていたのだけど、
「あ~~~~幸せ~~~~
とか言って畳の部屋に倒れているのを見ると、全然抵抗無く湯船につかって来たらしい

夜は夜で海の幸山の幸をふんだんに使ったお食事を頂いて(また食べすぎ…)、再び温泉でリラックス。

外の嵐も耳に入らずぐっすり寝入ってしまったのだった…。

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