新婚旅行（旭川～札幌）

やっぱり温泉宿、といえば和室！

部屋に入るとたたきがあって、スリッパをぬいで上がって
ふすまを開けたら、畳の部屋。
温泉からあがったら備え付けの浴衣と羽織に着替えて　急須と湯飲みセットでお茶入れて　座椅子に座ってＴＶ…。

ああ、なんか幸せ～～～～！！

昨日なんか、晩ご飯食べて部屋に帰ってきたら
「お布団敷かせてもらいます～」とか言われて
仲居さん（？）にぱぱっと布団まで敷いてもらっちゃって
もう、なんかそれだけで　イミもなくカンド～～～！！

当たり前だが相方は、今回日本に来るまで和室で寝たことがなかった。
京都の実家に泊まったとき、初畳を体験。

初日は「背中がかたくて、ちょっと痛い…」とか言っていたのが
今では「なんか、フワフワのベッドで寝るより和室に布団の方が背中が伸びて体に良さそうね～。何より落ちる心配がないし、手足伸ばして寝られるのがイイの～」とか言っている。

あぐらで座るのはまだ足が痛いようだが、すっかり畳フリークになってしまったようだ。
畳の上でゴロゴロしながら、「中国の家にも畳、入れようよ～」とか言ってる…

さて、楽しかった北海道旅行も、実質的に今日が最終日。
十勝岳温泉は昨夜からすごい嵐が来ていて、お天気が悪かった。
晴れていたら露天風呂から満点の星空が見えた…ハズだったので、ちょっと残念だったけど、

大きなヒノキ風呂も、露天風呂も（風に吹き飛ばされそ～になりながら）
堪能したし
美味しい朝ごはん（和食）もたっぷり頂いたし

我が温泉に、悔いなし！！

昨日来るときに乗ってきた町営バスで上富良野まで戻るつもりだったのだが
フロントの人が「他のお客さんも送っていくので、ご一緒にどうですか？」と声をかけて下さったので、予定時間より1時間ほど早く十勝岳を後にした。

上富良野からＪＲで旭川に到着したら、丁度お昼前。
さっきホテルで朝ごはんをたらふく食べて来たばっかりだというのに
旭川まで来て、ラーメン食べないワケにはイカンだろう！と
荷物を預けて、地元で有名な旭川ラーメンのお店・Ｂ軒へ直行。

実は相方はあまりラーメン、というか麺類全般が好きではない。
「中国人なのに！？」と驚かれそうだが、
中国では長江より南の人は米が主食なせいか、相方はほとんど麺類を食べない。

その相方が、

「何コレ、超美味しい～～～～！！」

と言いながら、恐るべきスピードでラーメンを平らげてしまった。
定番の醤油ラーメンと、醤油バターラーメンを頼んだのだけど
確かに、超ウマイ。

日中カップル2人して、
相方：「日本のラーメンは、美味しいね～！」
私：「このダシがきいてるんだよね～。」
と言ってたら、店員さんに笑われてしまった…

満腹でお腹はちきれそ～になりながら、市バスで今日のメイン：旭山動物園へ。
平日だというのに、バスは動物園へ行く観光客で超満員。
さすがは今、日本で一番人気のある動物園なだけはある…。
今は旅行社のツアーのルートにも必ず入っているそうで
園内に入ると、本当に人でいっぱいだった。

メインはやっぱりぺんぎん館、あざらし館、ほっきょくぐま館の３つ！

この動物園は動物の姿形だけでなく、「動物たちの特徴的な行動を展示する」ことで知られている。ペンギンが水中で泳ぐ姿や（鳥みたい）、アザラシがエサをもらって食べる姿や、プールに飛び込むホッキョクグマの姿を　びっくりするほど間近で見ることができるのだ。

それにしてもこの動物園は、スゴイ。
絵本作家：あべ弘士さんによる動物たちの可愛いオリジナルグッズも充実してるし
各コーナーには動物の生態を紹介するボードが所狭しと並んでいるし
なんでも動物園のテーマソングまである！んだそうで
食堂や喫茶コーナーも充実しているので、まるでテーマパークのように、一日遊べる。

私は以前から来たかったところなので嬉しかったが
相方は「子供じゃないのに、なんで動物園…？？？」と戸惑い気味。

一昔前の日本がそうだったように、中国では遊園地や動物園はまだ子供専用と思われているフシがあるようだ。

私がちょっと目を離したスキに、喫茶コーナーでソフトクリームやらプリンやらをせっせと買い込んでいる

中国では普段、甘いものにはほとんど興味を示さないくせに
どうもここ数日で、相方の頭の中に「日本のお菓子はウマい」という情報がインプットされてしまったようだ…（動物みたい…）

そしてさらに食べる私達（シュークリームまで買ってしまった）。
確かに美味しいけど（動物園オリジナルプリンがオススメ）
動物園来てもやっぱり食べまくる私達…。
っつ～か、北海道来てからナンボ食べまくってんねん、とお互いにツッコミ

こうして夕方近くまで動物園（いや、スイート）を堪能し
特急で札幌へ出てから「最後の夜の締めくくりはやっぱり海鮮！」と主張する相方とススキノで刺身＆お寿司を食べ
札幌で会ったSさんからは、美味しい●花亭のお菓子をお土産に頂き（有難うございました）

翌朝千歳空港で私が目を離したスキに、相方はダッシュでウニイクラシャケを買いに走り
（相方：「横で『ロイ▲』のチョコレートクッキー買ってたの、誰だよ？？」）

こうして日本新婚旅行用の予算は、ほとんどすべて胃袋に消え（…）

美味しかった北海道の、海の幸山の幸の記憶を思い出に（いいのか、これで）　食い道楽な新婚旅行は幕を閉じたのだった…。