今日は半休を取って、朝一番に武林広場近くの杭州市渉外婚姻登記処へ。
普通中国人同士の結婚だと住所のある区の公安局で手続きできるのだが、相手が外国人の場合はこの渉外婚姻登記処へ行かなければならない。
この渉外婚姻登記処では外国人のほか、外国籍の華僑、香港、台湾、マカオ籍の中国人との結婚手続きも扱っている。
用意したものは:
私(日本人)①パスポート ②戸籍謄本1通(発行後3ヶ月以内のもの)③上海の日本領事館で発行済みの独身証明書
相方(中国人)①身分証明書 ②戸口簿
注意しなければいけないのは、中国人の場合、自分の戸籍のある町でしか結婚手続きができないこと。
私の相方は杭州の大学に進学してから戸籍が杭州に移っているので問題ないが、戸籍が杭州市でない場合は戸籍のある町の役所で手続きとなる。
渉外婚姻登記処は役所の2階の小さな部屋に間借りしていて、おっちゃんが一人、座って新聞を読んでいた。
この杭州でいったい一日、いや一週間に何組のカップルが手続きに来るんじゃ?とツッコミたくなるヒマさである(爆)
中国では去年の年末から身分証明書がICカードに切り替わり、相方の身分証明書はまだ新しいのが発行されていなかった。
臨時の身分証明書のコピーを提出したが、それではダメだと却下されたため、相方は慌てて新しい身分証明書の発行を管轄している公安局までタクシーでひとっ走り。
今日手続きできないかとヒヤヒヤしたが、何とか新しい身分証明書を受け取ることができてホッとした
さて、2人で登記処へ行くとそれぞれ誓約書を書かされる。
誓約書の内容は、
①未婚であり(もしくは離婚していて)結婚の資格があること
②相手と三親等以内の血縁関係に該当しないこと
③相手の健康状態を把握し(以前は結婚前の健康診断が義務づけられていた)、かつこの結婚が自ら望んだものであること
である。
相手が外国人で、三親等以内に該当する人がいたらすごすぎるって…
誓約書にサインを終えると、おっちゃんがおもむろに姿勢を正し、
「さ、この誓約書を2人で順番に朗読しなさい。」と言う。
相方に続いてつっかえつっかえ、何とか朗読したが、相手が中国語のできない外国人だったらこのくだりは多分省略だと思われる。
中国ではいわゆる「結婚式」の「式」にあたる部分がほとんどないので、しいて言えばこの誓約書を読むのが「式」の部分にあたるのだろう。
「健やかなる時も病める時も…」の日本の結婚式とはずいぶん内容の違う文章だが
おっちゃんは書類一つ一つをゆっくり吟味し(なんせ時間はタップリある)、ついでに世間話もいっぱいしながら、結婚証明書を作ってくれた。
「いや~、日本人男性、中国人女性のカップルは最近多いけど、逆は珍しいねぇ。去年は確か一組だけだったよ。」と言われ、登記記録を見せてもらうと、やはり外国人男性、中国人女性、のカップルが圧倒的に多い。
結婚証明書は2通発行され、お互い1通ずつ持つことになる。日本にはない証明書だ(しかも真っ赤だ)。
証明書用にそれぞれ一人で写っている普通の証明写真を持って行ったら、おっちゃんに「ダメダメ、2人で写ってる写真じゃないと。」と笑われ、結局その場でお金を払ってインスタントカメラで撮ってもらった。撮ってくれたのも勿論おっちゃんである。
普通の写真屋で撮るよりボヤケ気味だが、時間がないので仕方が無い。
結婚証明書の手数料、わずか9元ナリ
登記が終わると、その足で今度は日本側の結婚手続きに必要な書類(相方の国籍証明書、婚姻証明書)を申し込みに、2人で杭州市公証処へ。
公証処は延安路沿い、登記処から歩いて5分ほどの所にあるので便利だ。
必要書類は登記処で使った書類+さっき発行されたばかりの結婚証明書。
相方の国籍証明書、婚姻証明書(各2通:和訳文付記)を申請して、手数料110元ナリ(翻訳費用含む)。
別に簡単な内容だし、自分で和訳したかったがそれではダメらしい。
翻訳は公証処から翻訳会社へ依頼するため、後日出来上がり次第受け取りに来るということで、今日の任務は完了。
何だか手続きの手順と書類にばかり気を取られて実感がないのだが、「結婚いたしました(中国では)」と言っていいのだろうか…。
相方は、ようやく真っ赤な結婚証明書を手にして嬉しそうだ。
とりあえず第2ラウンド、終了。
この後もう一度上海の日本領事館へ、日本側の結婚手続きに行く予定です
普通中国人同士の結婚だと住所のある区の公安局で手続きできるのだが、相手が外国人の場合はこの渉外婚姻登記処へ行かなければならない。
この渉外婚姻登記処では外国人のほか、外国籍の華僑、香港、台湾、マカオ籍の中国人との結婚手続きも扱っている。
用意したものは:
私(日本人)①パスポート ②戸籍謄本1通(発行後3ヶ月以内のもの)③上海の日本領事館で発行済みの独身証明書
相方(中国人)①身分証明書 ②戸口簿
注意しなければいけないのは、中国人の場合、自分の戸籍のある町でしか結婚手続きができないこと。
私の相方は杭州の大学に進学してから戸籍が杭州に移っているので問題ないが、戸籍が杭州市でない場合は戸籍のある町の役所で手続きとなる。
渉外婚姻登記処は役所の2階の小さな部屋に間借りしていて、おっちゃんが一人、座って新聞を読んでいた。
この杭州でいったい一日、いや一週間に何組のカップルが手続きに来るんじゃ?とツッコミたくなるヒマさである(爆)
中国では去年の年末から身分証明書がICカードに切り替わり、相方の身分証明書はまだ新しいのが発行されていなかった。
臨時の身分証明書のコピーを提出したが、それではダメだと却下されたため、相方は慌てて新しい身分証明書の発行を管轄している公安局までタクシーでひとっ走り。
今日手続きできないかとヒヤヒヤしたが、何とか新しい身分証明書を受け取ることができてホッとした
さて、2人で登記処へ行くとそれぞれ誓約書を書かされる。
誓約書の内容は、
①未婚であり(もしくは離婚していて)結婚の資格があること
②相手と三親等以内の血縁関係に該当しないこと
③相手の健康状態を把握し(以前は結婚前の健康診断が義務づけられていた)、かつこの結婚が自ら望んだものであること
である。
相手が外国人で、三親等以内に該当する人がいたらすごすぎるって…
誓約書にサインを終えると、おっちゃんがおもむろに姿勢を正し、
「さ、この誓約書を2人で順番に朗読しなさい。」と言う。
相方に続いてつっかえつっかえ、何とか朗読したが、相手が中国語のできない外国人だったらこのくだりは多分省略だと思われる。
中国ではいわゆる「結婚式」の「式」にあたる部分がほとんどないので、しいて言えばこの誓約書を読むのが「式」の部分にあたるのだろう。
「健やかなる時も病める時も…」の日本の結婚式とはずいぶん内容の違う文章だが
おっちゃんは書類一つ一つをゆっくり吟味し(なんせ時間はタップリある)、ついでに世間話もいっぱいしながら、結婚証明書を作ってくれた。
「いや~、日本人男性、中国人女性のカップルは最近多いけど、逆は珍しいねぇ。去年は確か一組だけだったよ。」と言われ、登記記録を見せてもらうと、やはり外国人男性、中国人女性、のカップルが圧倒的に多い。
結婚証明書は2通発行され、お互い1通ずつ持つことになる。日本にはない証明書だ(しかも真っ赤だ)。
証明書用にそれぞれ一人で写っている普通の証明写真を持って行ったら、おっちゃんに「ダメダメ、2人で写ってる写真じゃないと。」と笑われ、結局その場でお金を払ってインスタントカメラで撮ってもらった。撮ってくれたのも勿論おっちゃんである。
普通の写真屋で撮るよりボヤケ気味だが、時間がないので仕方が無い。
結婚証明書の手数料、わずか9元ナリ
登記が終わると、その足で今度は日本側の結婚手続きに必要な書類(相方の国籍証明書、婚姻証明書)を申し込みに、2人で杭州市公証処へ。
公証処は延安路沿い、登記処から歩いて5分ほどの所にあるので便利だ。
必要書類は登記処で使った書類+さっき発行されたばかりの結婚証明書。
相方の国籍証明書、婚姻証明書(各2通:和訳文付記)を申請して、手数料110元ナリ(翻訳費用含む)。
別に簡単な内容だし、自分で和訳したかったがそれではダメらしい。
翻訳は公証処から翻訳会社へ依頼するため、後日出来上がり次第受け取りに来るということで、今日の任務は完了。
何だか手続きの手順と書類にばかり気を取られて実感がないのだが、「結婚いたしました(中国では)」と言っていいのだろうか…。
相方は、ようやく真っ赤な結婚証明書を手にして嬉しそうだ。
とりあえず第2ラウンド、終了。
この後もう一度上海の日本領事館へ、日本側の結婚手続きに行く予定です
登記処のおっちゃんの話では日中カップルも最近増えてきているそうなので、少しでも参考になればと思って、手続きについてはなるべく詳しく書くようにしてマス。
たぶん手続き終わったら、自分でもどうだったか忘れちゃうだろうなぁ。。。
次は第3ラウンド、いきま~す
というわけで、ちゃんとしたオメデトーは全部済むまでお預け~