はと@杭州便り

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蘇州

2008-04-04 01:44:15 | その他
2日目は車をチャーターして、蘇州へ。

この週末は清明節。
どの町でも墓参りの人でごったがえす日なのだが、特に蘇州は近年、上海の人が蘇州の霊園を買いたがる傾向があるとかで、行く前から嫌な予感が…。

しかし、この週末はちょうど桃の花も菜の花も満開で、八重桜や木蓮も咲き始め、花見には絶好の週末となった。お天気の方も、午前中は少し曇っていたが、午後から徐々に晴れてきて、暑くもなく寒くもなく、まさに絶好のお花見日和。

蘇州までは高速道路で約2時間。順調に到着し、まずは世界遺産・蘇州を代表する園林、拙政園へ。
拙政園は3年前に来た時と比べて周辺の道路が綺麗に整備され、お土産物ストリートになっていた。
日本のTVで蘇州を紹介するときは必ずここが映っているのだが、実際に中へ入るとあまりにも広いのでびっくりする。
しかもこの庭を造らせた主の住居は別にあって、ここはあくまでも趣味の庭園の部分だけだと聞けば、もう恐れ入るしかない。
しかしどの場所、角度から見ても絵になるように計算して設計されたとしか思えない庭である。
連休2日目とあって、団体ツアーが次々と来て込み合うのにはヘキエキしたが、
ここはとにかく広いので、敷地内を散策してちょっと横道から裏庭のほうへ出ると、ツアー客の入ってこない、静かな空間が広がっている。

昼食は西園近くの「小小得月楼」へ。
「得月楼」は有名な老舗の蘇州料理店で、本店は観前街の中にあるのだが、こちらの分店のほうが落ち着いて食べられる。
もろきゅうとエノキのごまあえ(前菜)、ジュンサイ&小魚のスープ、楊州名産の獅子頭(かに味噌入り肉団子)に、セロリと銀杏炒め、それに北京ダックを頼んでみたら、これが大ヒット!
昼ごはんとしては、かなり豪華な食事になったけど、満足、満足♪

午後は園林をもう一箇所、ということで、私&相方のおすすめ「留園」へ。
留園は拙政園より小ぢんまりとしていて、建物の装飾なども華やかさはないのだけど落ち着いていて、好きな庭園である。
ここも建物から植物、石の配置まですべて計算されつくしていて、カメラのファインダーをどこに向けても絵になるのだが、ここもツアー客でいっぱいで、なかなか落ち着いて静かに鑑賞できなかったのが残念。
いちばん奥の庭へ入ると、満開の大きな桃の木がひときわ目を引く。
木蓮に蘇芳、山吹にレンギョウ、色とりどりの花々に彩られた庭園を楽しめるのは、一年のうちでも今しかないだろう。
やっぱり来て良かった~!

その後、約30年前に父が訪れた寒山寺へも足をのばしたが、ここもたいそうな人出で少々疲れてきたので、早めに切り上げて市街地へ戻り、私と母は十全街へショッピング、相方と父は南林飯店(ホテル)のラウンジで休憩。

十全街にはおしゃれなブティックやチャイナ風小物、バッグや靴のお店が軒を連ねている。
ここで売っているものは輸出用のもの、またはその横流し(?)が多いのか、杭州の同じようなお店よりセンスがいい&お値段も高くないので一軒一軒掘り出し物を探して歩いていると、時間を忘れてしまう。

母はお友達用のお土産を、私はDVDを物色し、時間がないからと南林飯店へ戻る途中、またまたオシャレなお店を発見!
母はランチョンマットを、私は母に選んでもらって居間に敷くラグマットを衝動買いして、蘇州でのショッピングは終了。

杭州に帰ったのは、夜9時前だった…。

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