「小皇帝」と言われる今の中国のちびっ子たち。
週末、うちにも「小公女」ならぬ「小公主」(王女様)がやって来た。
旧正月に里帰りする相方の両親が4歳のギャング…もとい、相方弟の娘を連れて、うちに泊まりにきたのだ。
去年泊まりにきたときも、先々月福州の家で会ったときもそうだったのだが、
この子がもう、片時もじっとしていない。
去年から幼稚園に通いはじめたのだが、男の子顔負けのわんぱくぶりは有名らしく、担任の先生からも「落ち着きがない」としょっちゅう注意されるそうである。
相方両親は私に気を使ってか、「静かにしなさい」と注意するのだが、
4歳の子供が何もせずじっとしていられるはずもない。
何かこう、遊ぶものとか時間つぶせるネタはないものか…
と考えて、ハタと気がついたのだが、
そういえば
福州の弟一家の家には、ぬいぐるみや三輪車はあったが、
時間をつぶせそうな絵本や、ぬりえや、着せ替え人形や、ゲーム類は何もなかった…。
自分の小さかった頃のことを思い出してみると
4歳だと、特に絵本は必須アイテムで、いつも両親に読んでもらっていた記憶がある。
中国にも絵本はあるのだが、日本と比べるとその種類は恐ろしく少ない。
自分が4歳くらいで読んでもらっていた絵本は、
「ぐりとぐら」とか「いやいやえん」とか、「だるまちゃんとてんぐちゃん」とか、今思い出しても数え切れないほどあるのに
どれも中国で見たことがない…。
そもそも町に本屋が少ないので、そんなに頻繁に本屋に行けないのだ。
姪っ子は両親が店で忙しいため、実質祖父母(相方両親)が育てているようなものなのだが、
相方両親の行動半径は家から歩いて行けるところに限られてしまうし、
出不精を通り越して、出かけたがらない人達なのだ。
さらに問題なのが
相方の母は中国で言うところの標準語が話せず、小学2年までしか学校に行っていないので、文字が読めない。
仮に絵本があったとしても、役にたつかどうか…。
ぬりえや着せ替え人形ならどうかと思うのだが、
ぬりえも、中国で売っているのをほとんど見かけない。
日本だと確か「めばえ」とか幼稚園児向けの、ふろくのいっぱいついた雑誌があって、
その雑誌だけでも一冊あればかなりの時間、遊べたと思うのだが、中国にはそんな雑誌もない。
じゃあ仕方ないからTVでも…と思ったら
中国のTVには「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあっ」のような、
子供達が大好きな、それでいて面白くてためになる(?)ような番組がないのだった…。
それなりにお金のある恵まれた家庭で(中国では)、一人っ子で、両親と祖父母4人の愛情を一身に集めている姪っ子なのだが、
はっきり言って、約30年前の私より、家遊びをする環境に恵まれていない…
と思うのは、私だけだろうか。
こんなときに限って
昼間でも薄暗く、時折みぞれまじりの雨が降って、寒くてとても外に出て遊んであげられないし、
これじゃ、あまりにも退屈でかわいそうだろうと思って、
興味をもつかどうか半信半疑だったが、
ためしに「となりのトトロ」のDVD(日本語版)を見せてみたら、かなり気に入った様子で、
それまで片時もじっとしていなかった子が、約2時間、パソコンの前で
言葉もわからないのに食い入るように見ていた…
…やっぱり日本の子供向けのものって、よくできていて、レベルが高いと改めて実感。
姪っ子は相方両親に連れられて紹興の田舎に帰っていったのだが、
田舎では近所の子供と鬼ごっこでもする以外、家で遊べるようなものは何もないだろう。
春節に紹興の田舎に行くときには、アニメのDVDセットでも買って持っていってあげようかな…。
週末、うちにも「小公女」ならぬ「小公主」(王女様)がやって来た。
旧正月に里帰りする相方の両親が4歳のギャング…もとい、相方弟の娘を連れて、うちに泊まりにきたのだ。
去年泊まりにきたときも、先々月福州の家で会ったときもそうだったのだが、
この子がもう、片時もじっとしていない。
去年から幼稚園に通いはじめたのだが、男の子顔負けのわんぱくぶりは有名らしく、担任の先生からも「落ち着きがない」としょっちゅう注意されるそうである。
相方両親は私に気を使ってか、「静かにしなさい」と注意するのだが、
4歳の子供が何もせずじっとしていられるはずもない。
何かこう、遊ぶものとか時間つぶせるネタはないものか…
と考えて、ハタと気がついたのだが、
そういえば
福州の弟一家の家には、ぬいぐるみや三輪車はあったが、
時間をつぶせそうな絵本や、ぬりえや、着せ替え人形や、ゲーム類は何もなかった…。
自分の小さかった頃のことを思い出してみると
4歳だと、特に絵本は必須アイテムで、いつも両親に読んでもらっていた記憶がある。
中国にも絵本はあるのだが、日本と比べるとその種類は恐ろしく少ない。
自分が4歳くらいで読んでもらっていた絵本は、
「ぐりとぐら」とか「いやいやえん」とか、「だるまちゃんとてんぐちゃん」とか、今思い出しても数え切れないほどあるのに
どれも中国で見たことがない…。
そもそも町に本屋が少ないので、そんなに頻繁に本屋に行けないのだ。
姪っ子は両親が店で忙しいため、実質祖父母(相方両親)が育てているようなものなのだが、
相方両親の行動半径は家から歩いて行けるところに限られてしまうし、
出不精を通り越して、出かけたがらない人達なのだ。
さらに問題なのが
相方の母は中国で言うところの標準語が話せず、小学2年までしか学校に行っていないので、文字が読めない。
仮に絵本があったとしても、役にたつかどうか…。
ぬりえや着せ替え人形ならどうかと思うのだが、
ぬりえも、中国で売っているのをほとんど見かけない。
日本だと確か「めばえ」とか幼稚園児向けの、ふろくのいっぱいついた雑誌があって、
その雑誌だけでも一冊あればかなりの時間、遊べたと思うのだが、中国にはそんな雑誌もない。
じゃあ仕方ないからTVでも…と思ったら
中国のTVには「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあっ」のような、
子供達が大好きな、それでいて面白くてためになる(?)ような番組がないのだった…。
それなりにお金のある恵まれた家庭で(中国では)、一人っ子で、両親と祖父母4人の愛情を一身に集めている姪っ子なのだが、
はっきり言って、約30年前の私より、家遊びをする環境に恵まれていない…
と思うのは、私だけだろうか。
こんなときに限って
昼間でも薄暗く、時折みぞれまじりの雨が降って、寒くてとても外に出て遊んであげられないし、
これじゃ、あまりにも退屈でかわいそうだろうと思って、
興味をもつかどうか半信半疑だったが、
ためしに「となりのトトロ」のDVD(日本語版)を見せてみたら、かなり気に入った様子で、
それまで片時もじっとしていなかった子が、約2時間、パソコンの前で
言葉もわからないのに食い入るように見ていた…
…やっぱり日本の子供向けのものって、よくできていて、レベルが高いと改めて実感。
姪っ子は相方両親に連れられて紹興の田舎に帰っていったのだが、
田舎では近所の子供と鬼ごっこでもする以外、家で遊べるようなものは何もないだろう。
春節に紹興の田舎に行くときには、アニメのDVDセットでも買って持っていってあげようかな…。
職場唯一の中国人として奮闘中…^^