「春の七草 セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ」
上にあげた「春の七草」の名は、多くの人がすらすらと名が出てきます。 それにつけ夏の七草の名は、秋の七草の名は出てきませんがね。
ところで1月7日に「七草粥」は食べられましたか? 「七草粥」は冬の栄養補給のための昔の人たちの知恵だったのです。
今ではスーパーでも「春の七草」はセットで販売されていました。
七草粥は野生の滋味、風味を感じさせ、穏やかに生命を養う食べ物と言えましょう。
南国では野から七草を求め、雪の残る畔にも早春の気配を感じたのでしょう。北海道では雪の下に蓄えた野菜などをそろえて「七草粥」にしたものなのです。
北海道開拓の村では、来園者に「春の一草粥」がふるまわれたと言います。
大根と大根葉を入れたお粥だそうで、むかしの七草に変わるものだったとか。
そこで、我が家でもその「春の一草粥」に挑戦しました。
昆布と煮干しで、だし汁の下ごしらえをし、野菜は大根(スズシロ)を入れ、お粥を作ります。
出来上がりに、高級梅干しを入れて出来上がりです。
梅干しだけでもお粥は美味しいのですから、最高でした。
★「有るものを摘み来よ乙女若菜の日」(高浜虚子)