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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

三色そろい踏み エゾエンゴサク楽しむのは 今の季節

2017-04-30 23:00:15 | 草花

「今の季節を楽しむ エゾエンゴサクのブルー色に酔いしれる」

エゾエンゴサクのブルーの絨毯は今の季節が最高です。群落地は春のブルーの装いで見事に綺麗です。

いきおい良く他の花たちの先に咲いて、自分の姿で野を彩ります。

生活にゆとりが出来てくると、か細いエンゴサクも目に付くようになります。植物たちの撮影をするようになってから特に目につくようになりました。

全国にどのくらいの広がりがあるか調べたことはありませんが、寒い土地を好む野草だと思われます。北海道にはいたるところに群落をつくっています。

むかしはエゾエンゴサクの根茎は「トマ」と言い、掘り起こして煮て食べたと本に記されています。根茎を集めて食べたのですから、むかしの野は広範囲にブルーに覆われていたのだろと想像するのです。

子どもの時は、エゾエンゴサクの花を摘みながら、花の根元を吸うと甘い蜜が口の中に広がりました。多くの子供たちはその経験を持ったのでした。

マルハナバチも蜜を持つこの花に好んで飛んできます。セイヨウマルハナバチは蜜を吸うために給水管が短いので、花の袋に穴を明けるので、花に穴が開いて見栄えが悪くなります。

セイヨウマルハナバチが嫌われる原因がここにあります。

先日(4月27日)、北海道医療大学の里山に出向きましたら、白、ブルー、ピンクと三色が並んで咲いていました。「三色そろい踏み」なのです。

白色のエゾエンゴサクの個体数はわずかですが、少しずつ数が増えています。