「松山湿原登山道」
松山湿原の登山道には、高山植物が群れて咲いていました。
登山の駐車場にある樹海の碑
さほど厳しい登山道ではないのですが、少しの疲れを覚えます。
今回は名寄市の野の花の会と一緒の団体登山なので道傍の花たちを観察しながら登るのでいつの間にか湿原にたどり着きます。
登山道にはサンカヨウ、ヨブスマソウ、ミヤママタタビなど私がまだ名も知らない珍しい植物たちが花を付け、実を実らせておりました。
マイズルソウの実 緑から赤かかっていました。
中腹だったでしょうか、上から作業者が作業しながら下がってきましたが、登山道路の周りの小型の植物を草刈機で切り倒していて、道の回りは植物が切り倒され綺麗にはなっているのですが、考え方をかえてみるとこれらの貴重な植物まで切り倒すおろそかな行為には、良いのかな、悪いのかなと思うのでした。
花の付け方が葉から出ています。
この草刈りの日より一日早ければ登山道の自然そのものの植物たちの姿を観れたのにと、残念に思う事しかりでした。私だけでなく同じく前後して登っていた参加者も同じ感想をもらしていました。
ツバメオモトの葉
サンカヨウはもうすでに黒青色の実を付けており、大半は切り倒されていました。参加者の中にこの実は熟すと食べられると云いながら口に入れる者もいて、「そうか食べられるのか」と新知識を得たのでした。今までこれほどの数のサンカヨウを見たことはありませんし、試食するほどの実を見ていませんので、食べる経験はしていませんでした。
サンカヨウの実。大半は刈り取られ倒れていました。
長い列になって観察しながら登るのですが、近くの良く植物を知る方から教わるしかないのが、こうした登山の学習となります。もちろん先頭の伝言は伝わってきません。
オオバナノエンレイソウの実
時間があれば、登山道路脇の植物たちとの対話ができるのですが、団体行動ではどうしようもありません。
ゴゼンタチバナが咲く季節でした。
下山するときは大変でした。草刈り作業によるかられた草葉が登山路の岩の上に散らばっており、足が滑るのです。降りる時間に制約があったこともあり急がされたため、下山は意外に大変でした。
植物の名はこれから調べて補充します。