北方系生態観察園 ニホンザルあらわる

北海道医療大学の里山（裏山・北方系生態観察園）に「ニホンザルがあらわれ」ました・・・ギョ・ギョ　ギョ・ギョ・・・・。

この話は本当なの？・・・うそでしょうー・・・。悪ふざけは止めて下さい・・・。と言われそうです。

昨日（10月5日）、北方系生態観察園の生態の回復作業（笹刈り）に参加しました。参加者は
10人で、午後3時40分に本日の分の作業が終わり、その後ラビ妻と生態園の路を秋の植物を観察しながらめぐりました。
路々「クェーッ・クェーッ・クぇーッ」の鳥の鳴き声が響きます。また森にこだまする「コン・コン・コン・コン」の音も聞こえます。目を凝らすと、枝から枝に黒い影が動きました。


　林の中にクマゲラの姿が確認できますか。接写用のカメラで収めました。

「へーッ、あれはクマゲラだ、確かにクマゲラなのです。」カムイラビットが初めて見るクマゲラの姿です。手持ちのカメラは接写用のものなので、撮って見ましたが、あぁー、木・枝しか映っていないのです。
私の先に歩っているラビ妻のカメラが必要です。ようやく追いついて、クマゲラのかすかな証拠写真の撮影に成功（？）しました。それでもそのカメラはたったの3倍ズームもので、そこにクマゲラがいるという証拠写真だけとなりました。
「クマゲラの木をつつく（たたく）音は、今までのアカゲラなどのつつく音の数10倍の音がして、驚きです。今回は奥深い山の中に入り込んだ感じに浸りました。
立木が枯れ出している木が、強い勢いでつつかれているのです。クマゲラのドラミングの音を長い時間堪能しました。

3倍ズームでこれだけ撮れますから、30倍、60倍ズームでは満足のいくものが撮れるでしょう

そして、その道々に立ち枯れしたした写真の木の姿に驚きです。「これ、ニホンザルでしょう。」「上手にまあ、まったくニホンサルよね」と言う会話になります。ニホンザルの顔に似せたキツツキのつついた跡なのです。
　　　　　
　「ニホンザルの顔」のキツツキ（クマゲラと思われる）のつついたあと

これをカムイラピットは「ニホンザルがあらわれた。」と言って、騒いでいるのです。
見事にその彫刻（キツツキのつついた跡）はうまく作られています。ここに紹介しますが、この写真は実に面白いでしょう。
一度、医療大学の北方系生態観察園にお出かけ下さい。そしてキツツキの木の彫刻のニホンザル顔を探し当ててみましょう。