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雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

シコロ キハダ 樹木管理体験会 冬芽を見る

2013-03-07 11:00:08 | 樹木
3月3日 モエレ沼公園(カムイラビットの家からは車で10数分で行けます)「樹木管理体験会」冬芽体験の会に参加しました。
参加者は20名、サポーター5名、公園管理側が3名ほどの28名ほどでした。公園の樹木林の木は少しづつ芽が膨らみだしていました。スノーシュ―やらカンジキやらスキーをはいての雪原踏んでの木の芽を観察する会です。一度見たぐらいでは、この木はこの芽だなどとは分かりませんが、これからもこの会には参加したいものだと思いました。
野山に良く出向くカムイラビットには容易に大半の木の区別が出来ましたので楽な学習でした。冬芽だけではよく分かりませんが、木肌で私は区別できるのでした。
見た中の木になじみがないのが「シコロ(キハダ)」の木でした。街の路上で売られているキハダはよく分かるのですが、いざ冬芽となるとなかなか分かりません。その時説明を受けた時はそうかと思うのですが、今思い返すとどの様な冬芽であったかも忘れてしまっています。何本かがモエレ沼公園に移植され、シコロが少し成長していました。
キハダの皮の黄色い部分を煎じて飲むと胃腸薬になるとむかしから聞いていましたが、カムイラピットはいままで服用したことがありません。
3日(日)に栂嶺レイさんの写真展「続・知床開拓スピリット」を見ましたが、開拓当時の人が話されている言葉が写真に添えられており、シコロ(キハダ)の効用について、むかしから貴重な木として愛用されたものだと言うことが分かりました。
「シコロの木の皮をはいで黄色い所と小麦粉と酢を練った布を貼って湿布薬をつくっていた。おねしょにお灸として使っていた。」とあって、開拓当時から貴重な薬木として使われていたことが分かりました。
シコロは皮を剥ぐと黄色いところから「キハダ」ともいわれます。
冬芽観察会も楽しいものです。雪原を2時間余り歩きましたので疲れました。

栂嶺レイ写真展 「続・知床開拓スピリット」 

2013-03-07 07:10:40 | 写真
栂嶺(つがみね)レイさんの写真展
富士フイルムフォトサロン札幌 3月1日(金)~6日(木)

3月5日(火)に見に行きました。知床の「岩尾別開拓の姿」が見事に再現されておりました。記念誌などから抜き出された当時の様子や、開拓者たちが語る当時の様子が写真と同時に記録(展示)されており、ひさびさの感動を受けた写真展でした。
開拓者たちは、昭和41年国の政策で斜里に引き上げさせられ、今はその地に農地も家もありません。その跡地を探しあて当時の写真と同じ場所の写真と並べられ展示されています。この地区の開拓当時の年代はカムイラビットの子供時代であり、青年時代にあたります。
当時どの様な田舎でも多くの住民が住んでいて生活は苦しかったけれど住民の生活は楽しかったのでした。古い写真に映っている人達はどれもが生活に希望を持った姿でした。
カムイラビットの戦時下、戦後の姿(生活)を見ている感じで、この写真展に深く感動したのでした。古い写真と今の同じ場所での写真は、この地に住んでいた人たちを感動させたことでしょう。
栂嶺レイさんともお話ができ、素晴らしい写真展であったと感動を伝えました。今回の写真展と同じ手法で世界遺産の吉野・熊野の掘り起こしをしている様で、その姿にも関心したのでした。
素晴らしい写真展を見せていただきありがとうございました。