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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

北海道越冬野菜 甘さ抜群

2013-03-15 21:52:29 | 
後志管内赤井川町で、雪を利用して貯蔵庫を冷やし、完熟させたジャガイモを出荷している施設を見学したことがあります。
今スーパーマーケットで3月上旬現在、キャベツの値段が愛知産で一個160円前後、そして北海道産完熟越冬キャベツが半分で160円前後。北海道越冬キャベツは甘さが乗って美味しいと評判です。上川管内和寒(わっさむ)町が、越冬キャベツでブランド化しました。
むかし(カムイラビットの幼少時代)から秋口にキャベツを抜いた後逆さに畑に寝かして、雪の下に保存していましたが、その事が今や利用されているのでしょうか、雪を逆手にとって雪の下にキャベツを越冬させる方法が利用されるようになりました。甘味がきわまる越冬キャベツです。
道内主な越冬野菜地域として知られているのは、
     オホーツク管内の北見市(ホウレンソウ)    上川管内剣淵町(キャベツ)
     後志管内倶知安町(ジャガイモ)        十勝管内音更町(ホウレンソウ)
     日高管内平取町(ホウレンソウ)        後志管内真狩町(ニンジン)
     函館市(ダイコン)などです。
越冬キャベツの他には雪の下大根、寒締めホウレンソウ、雪の下ニンジンなどです。これらを合わせて18品目になると言われます。どれもが完熟されて甘みが増して美味しいと評判です。
春の季節まで雪の下に置いておくのですから、雪を除けて掘り出すにも手間、暇がかかり、管理も大変です。それだけに値段も高く付きますが、味もよく評判も良いのです。
今年、この越冬野菜にヒントを得た水産会社(佐藤水産=高級水産加工商品で知られる)が、シャケ(鮭)の荒巻を雪下に熟成保管して実験を繰り返し、このほど製品として売り出しました。味が熟成し評判を得ることが出ると会社側では期待しています。