みやびのまなび

インディゴの子をさずかり、幸せなご縁に恵まれ、真実を学ばせていただいている。
みやびと子供の成長のきろく。

みやびの成長 ⑬

2008-02-16 13:33:11 | みやびの成長 ( 親になるために )
先日7年ぶりに会社の元同僚Aさんから電話をもらい、食事をしてきました。
そのAさんとは、私が妊娠し、いったん会社を辞めるまでの2ヶ月間ぐらい一緒に働いただけの関係でした。
友人からAさんに私の連絡先を教えて良い?と聞かれ、喜んでといいました。
友人との電話のあと、すぐにAさんから電話がかかってきました。

その電話で「久しぶりに会いましょう」と言うことになりました。
Aさんは私が辞めた半年後に退社して、今では2児のお母さんです。
やっと下のお子さんが1歳になったので、出かけられるから会いましょうとのことでした。
Aさんの家は我が家と近所でした。

2ヶ月間一緒に働いたことがあっても、Aさんとは仕事の接点がほとんどなく、あまり話したことがありませんでした。
Aさんの明るい勢いのままに「会いましょう!」と言ったけど、何を話そうというくらい接点がありませんでした。

何年たってもわかるものですね。 時間はアッという間に、7年前と戻りました。

私はAさんから電話をいただいたとき、Aさんにも謝る機会をいただいたのだと思いました。
Aさんはとっても美人でかわいらしいお嬢さんで、明るくて、人懐っこくて、とてもすばらしいバランスのよい人だと思います。
でも、一緒に仕事をしていた当時は、Aさんに対してどちらかというとあまり良い印象ではありませんでした。
嫉妬心であったと思います。
可愛さは何でも許されるのかぁみたいなものですね。

そうだこれを謝ることができるんだと、一緒に食事ができることを楽しみにしていました。

実際に会って話していると、やっぱりとってもいい人でした。
その当時、仕事でかなりの悩みをもっていたことがわかりました。
しかも可愛さでその場を和ませるようなポジションにいたはずだと思ったことが、実は、そのポジションがあってなかったようで、会社ではどの立場にいたらよいのか、居場所がなく悩んでいたとのことでした。

私が昔感じたり、思っていたことは、事実と違っていました。
そして、自分が嫉妬したことに反省し、申し訳なかったなと思いました。

Aさんからは、面白い発言がたくさん飛び出しました。

(以前の私は)完璧主義者ですよね。
(以前のように)仕事をしまくって家庭は大丈夫だったんですか?
(以前のように)仕事をしていたとき、お子さんは大丈夫だったんですか?

私は、最近仕事に復帰しました。計画より早く購入した家は、夫婦共稼ぎで成り立つように買っていました。しかし、私は寛希の病気がわかった時点で、すぐに仕事を辞めました。
寛希の治療などもやっぱりお金がかかります。4年間は貯金などでもやってきましたが、そろそろ私も稼がないと食べていけないことがわかり、私も治療がない日は仕事をすることにしました。
この決断には、かなり悩みました。
上記のような以前の失敗が頭に残っているからです。

でも、治療云々の前に生活していかなくてはいけないので、やっぱり今は、働く必要があります。

話し合った結果、家族が楽しく生きていくことが基本ですので、家族の目標を目指して、自然のながれにそっていくことにしました。
そして、今は今までの自分の間違いに気づき、改善すべきことがたくさんあることがわかり始めています。
どうしたら以前のような失敗をくりかえさないでのりこえられるかというのは、この1年でたくさん気づかせていただきました。
後は、実践です。

仕事の復帰については2度ほど機会をいただきましたが、怖さが大きくて、戻る気持なんてまったくありませんでした。
今回は私も働かないといけないなぁとわかったときに、お話をいただいたので、ありがたいことだと思いました。

頭で理解した改善すべき内容は、実行するのが意外と大変だぁと感じました。
そして復帰2週間目にして、バランスがとれず、自宅で徹夜して仕事をしました。

その2日後にAさんと会ったのですが、Aさんはとっても素敵なヒントをお話してくださいました。
Aさんは会社の現状などの世間話をしに私に会いにきたそうです。
私は春からは会社が分社化した新しい会社で働きます。しかし、元の会社の事務の人手が足りないことを話すと、
「下手に今、会社に復帰したくないです。能力以上のことをしなくてはいけなかったら、体がなんだか熱くなるし、穏やかではなくなる。この穏やかな生活が壊されるのが、嫌なんです」と。

この言葉に私はとっても多くのことを教わりました。

今の世の中は刺激にあふれています。
高校を卒業するころ、中学時代の友人に久しぶりに会った時に言われた言葉がずっと印象深く残っていました。
「みやびさんは刺激を求めるタイプだよね」
当時、意味がわかりませんでした。でも、これは的確に私にヒントを与えてくれていたのだとようやく気がつきました。

この「刺激を求める」というのが自然ではないと思います。
人間も自然と同様に穏やかであるのが普通だと思います。
しかし、穏やかだ(平凡な毎日だ)と刺激がなくてつまらないと思いがちです。
刺激的な状況が特別で、穏やかな状態が普通ではないでしょうか。

24時間、世の中は刺激にあふれすぎています。
いつも穏やかでいられないのが当たり前になっているから、本来の穏やかな状態が違和感をもつのだと思いました。

このことに気がついたとき、今までのほとんどを私は穏やかでないことを求めていたということにも気がつきました。はい次、はい次と新しいこと、刺激をもとめていました。
24時間興奮状態ですね。

家の中で毎日単調に生活することに、仕事を辞めた後は息が苦しくなるようでした。
辛くて、辛くて泣いていました。
ですから、母や主人に寛希をあずけて、一人家を飛び出すことも多く、勉強と自分磨きのようですが、外出していました。
穏やかな生活に違和感があり、自分が穏やかにしていられなかったのです。
お母さんが刺激を求め、穏やかでなかったら、子どもは穏やかでいられません。
いずれ、子どもも同じく刺激をもとめるようになるのだと思います。

一昨日、午前中は家で仕事をして、午後から会社へ行くことにしました。
心穏やかに準備をしていたのですが、急がなくては行けなくなり、慌ただしくなりました。
最寄り駅の近くで、ふと気がつきました。
「あっ、これが興奮状態だ。穏やかな心じゃない時だ。追われている。」と思いました。

穏やかに仕事をするということは、業種によっては難しいことだと思います。
緊張感や責任感などで、ある意味の興奮状態になります。
私の場合はそのように感じました。

私は、今は社会で評価を得たいとは思いません。お金もたくさん欲しいとは思いません。でも、食べていくためには稼がないといけないので、バランスをとる練習をしていきます。

仕事をしている時とそうでない時の気持の切替を早くするようにしています。
そして、いつでも穏やかでいることを大切にしています。
穏やかな生活をしていると、興奮状態(刺激的)の時が嫌になり、疲れてきます。
これが普通なのだと思います。この感覚を思い出せたことに心から幸せを感じます。