日本から世界のジャーナルに投稿が少ない、と昨日書きました。そこをもう少し詳しく。私が思うその理由は、、、
1. 看護系大学院の乱立- 教える立場に立てる人が育つ前に乱立した事で教員側の質がかえって下がった。
2. 英語実践能力の低さ
3. 大学の教育を測る北米のようなクレデンシャルシステムが日本にはない
4. 大学院教員の労働環境
の4つだと考えています。
2については以前に書きました。こちらをど . . . 本文を読む
昨日のブログにツイッター上で質問を頂き、そこから、だだだだと返答を書いたので、そちらをまとめてみました。
「勉強になりました。
ただ、病院では、専門看護師と診療看護師が大学院修了された方で多いと認識しています。
このブログの内容が正しいとすると、専門や診療看護師は研究指導できる立場では無いので、看護研究を指導できる人材は病院にいません。
それなのに、現場で研究が課されるのは何故でしょう」
私の . . . 本文を読む
昨日の続き
ドクターと言うと医師を思い浮かべる人が殆どだと思います。しかし医師に限らず大学院で博士号を取得した人は自分の敬称にドクターを使うことができます。大学院の分野は多岐にわたります。大きく2つに分けると実践の博士と研究の博士となります。後者はphilosophy of OOOO となります。文学だったり社会学だったり、宗教学とかいろいろ。
医師はメディカル ドクター実践の博士号です。
以 . . . 本文を読む
前回書いたことに付け足しを。
研究や論文を書くときにアドバイザーというのはとても重要になります。疑問から派生する研究計画。研究を生業にしている研究家は別ですが、研究に慣れていない学生や臨床家は良いアイデアがあってもそれを具体化するスキルに欠けていたり、壮大な研究を考えてしまい、どこから初めて良いかわからないものに行き着いたり、かけられる時間以上の内容を目指す、なんてことが起こりやすい。
そう言 . . . 本文を読む
先日の外回り。草むらで倒れている男性を発見。声をかけたら起き上がったのでホッとする。両腕が自己注射で皮膚がボロボロ。しばらく話をする。土の上に転がっている注射器を見つける。それを見る限り麻薬を自己注射している間に鎮静効果で眠ってしまったようだ。
しかし彼はそれを私の目の前で皮膚に再び突き刺そうとする。
ちょっと待った!針は不潔だし、逆流した血液が血栓化しているから危険だと伝えるが彼は一向に気に . . . 本文を読む