走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

寛容であれ

2021年01月13日 | 仕事
To be kind, clam and safe
で記者会見を閉じるボニー博士からの先日のメッセージ。コロナの規制で疲弊している人たちに、ワクチン接種が始まっても今の規制を春まで続けていかなければならない。そうするために私たちに必要なのは、、、

Kindness
Compassionate
Tolerance
Understanding

と言いました。批判する人もいますが、私はこの彼女のアプローチがBC州をなんとか持ち堪えさせていると確信します。以前にも書きましたが人々の道徳センスに語りかける彼女のアプローチです。

州民全員が他を思いやり、親切に、理解を示し、寛容であれと。

旅行へ行くことや買い物をすることが、感染を広めているのではない(残念ながらBC州でもこの規制がかかっている今の状態)。
屋内で息が届く距離で一緒に住んでいる人以外と10〜15分過ごす。
これを避けることで感染の広がりはグッと低くなる。そのためのマスクで、フィジカルディスタンスである。少人数だろうと会食をすれば感染は必ず起こる。職場の休憩室で、食堂で、、、無症状の感染者は感染を広めようとして出歩いているわけではない。皆がフィジカルディスタンスを守り、守れなければマスクをし、マスクができないのなら会食をやめる。そして手洗い。これだけなのだ。これが当たり前になるようにもうしばらく頑張りましょう。


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