走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

診療の補助行為の分類

2019年12月29日 | 仕事
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シリーズ休憩。少し寄り道。

昨日のブログで「看護師の業務に幅がある」と書いた事についての補足。

看護の業務は2つ。診療の補助行為と療養上の世話。医療の発展に伴い前者がかなり大きくなりました。そこをどう捉えるか? この議論が日本では十分行われていないと思います。

一年前のツイッターでバズったもの。

「重きを置くところは

NPは医学知識
特定看護師は医療技術
認定看護師は看護技術
CNSは臨床教育とシステム改革
の方がしっくりくる。少なくとも北米ではCNSと管理者のストリームは異なる。

因みに大学は実践を含んだ看護学
大学院は高度な看護理論学を学ぶ場所。NPはその例外でそれプラス医学知識」

これを日本の専門看護師、診療看護師 に当てはめ、今までに書いてきたOO看護師の区別化や学士と修士以上の違い論などを盛り込んで図式化するとこんな感じに私の頭はなります。






どうですか?スッキリしますか?巨大化した診療の補助行為部分を担う看護師の分類が見えますか?そして皆、広義で言うナーシングです。医師でもミニドクターでもありません。今年、シンポジウム前に日本APN後援会でビデオを作成しました。



是非視聴してください。時代に添いナーシングを拡大してもナーシングには変わりない事であることが理解してもらえると思います。

日本でナースプラクティショナー(NP)に反対している看護師のお偉いさん。世界で看護師がどう活躍しているか学んでください。療養上の世話を准看護師や介護士にタスクシフトしても看護師は看護師のままです。それが看護論というナイチンゲールから構築し続けてきた功績です。そしてNPになるのは限られた人で看護師全員ではありません。2つの業務の割合を個人が選択することができるって、素晴らしい看護界だと思いませんか?


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