走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

辺鄙な場所で

2021年06月05日 | 仕事
んんんーなんだか良く聞くようになったキャンプ地の脅迫や暴力事件。キャンプ好きには心配なニュース。

自然の多いカナダ。広大な土地があるわけ。キャンプ場は国立、州立、市立、そして私立のものがある。州立は実は2つあって、ほとんどの人が知っているのが州立公園内のもの。もう一つは林業系のもので、木の切り出し時に働く人が作り出したキャンプ地。今はrecreation BCが管理しているもの。州立公園に比べて辺鄙なところにあるし、シャワー施設なんかないワイルドな感じ。もちろんキャンプ料もずーっとお安い。

相方は州立公園内のものを好むが私は林業系の方が好き。理由はカナダが不況になった頃から目立つようになったのがマナーの悪いキャンパーたち。ゴミを散らかしたり、家のパーティーの如く音楽が最大ボリュームだったり、排水溝をお米やパスタで詰まらすし、トイレのコンセントは炊飯器やドライヤーの使用で順番待ちとか。

それに比べて辺鄙な場所は静かで、ぽっとんトイレでもみなが綺麗に使うのでよっぽど綺麗。

しかしコロナ以来、どこにも行けないからか、辺鄙な場所にも人出が多くなってきた。目立つのはヤンチャっぽい若者たち。辺鄙な場所なので4輪駆動がないと行けない。だから4輪駆動のトラック系の若者。ケアテイカーが管理している場所はまだ良い。広大な土地だからどこでもキャンプできるわけで、そこはお金がかからない、と好き勝手にする人が多い。昔から薬莢が落ちていたり、銃で撃ち抜いた後があったりはしていたけれど、最近は場所取りで喧嘩になったり、と。ニュースは絶えない。

昔はグリズリーベアやマウンテンクーガーが出てくる事が怖かってけど、今は人間の方が怖い気がする。人里離れた無法地帯と言ったところでしょうか。パトロールを増やすとニュースで聞いたけれど、なんせ広範囲。そうもいかないでしょう。

と、今シーズン一度も行っていない(不要不急の外出禁止が5月24日までだったから)。今週末は雨が降るからハードコアな人以外は来ないかな、、、とトライしてみる予定。


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