数を追い求める

日本の看護界が目指したもの、、、、

大学、大学院教育を増やして看護師の地位の向上、質の確保をしていこう！

なんと短絡な考えでしょうか？ このスローガンの元に277校もの大学で看護学士号が与えられ、大学院の数もかなり増えたこの20年。

果たしてこの20年の間に看護の質の確保ができ、看護師の地位の向上ができたのでしょうか？

なぜ日本は数を増やすことに躍起になるのでしょうか？特定行為看護師研修が始まれば、研修終了者を10万人にする為に、、、とまたまた数が挙げられています。少子高齢化社会に対応する為に、、、と書かれていますが、どこのギャップにどの研修終了者が働きギャップが埋めていくのかのビジョン定義はなく、これが患者のアウトカムに繋がる政策とは全く思えません。

日本の看護界はリーダーを欠き、ビジョンを語れる人材もなく、他種職や政治に揺さぶられ、ここまで来ています。看護教育を立て直し、世界でも活躍できるぐらいの真のリーダーを作ることに専念されてはいかがですか？